ピクテ投信の「クアトロ」と「アルテ」を購入


今年分のNISA口座の残り枠をERUS(iシェアーズ MSCI ロシアETF)でほぼ埋め切りました。現在、ロシア株のウェイトは約11%なので、目標上限の15%に向けて、あとは特定口座で買い増ししていくつもりです。
(過去記事:今年のNISA口座の残り枠はERUSで埋めることに

ETFでは使い切れない442円が余ったので、ピクテ投信のクアトロ(ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド)とアルテ(ピクテ・ダイナミック・アロケーション・ファンド)を221円ずつ購入しました。

クアトロ(ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド)

クアトロは債券の代替としての投信です。信託報酬は「最大2.0%程度+成功報酬」と凄まじく高いですが、信託報酬控除後で日本のインフレ目標2%と同等のリターンが得られるように運用されています。2018年5月末時点でのポートフォリオは以下のようになっています。
出典:ピクテ投信投資顧問

以下のように市場環境に応じて資産配分を変えることでリスク低減を図っているようです。
出典:ピクテ投信投資顧問

クアトロは2013年12月に設定されたばかりの投信ですが、スイスで運用されているクアトロの類似戦略を円ヘッジベースにしたもののパフォーマンスは以下のようになっています。2008年6月末~2009年2月末の円換算リターンは世界国債が-9.3%に対して、クアトロ類似戦略は1.7%です。
出典:ピクテ投信投資顧問

アルテ(ピクテ・ダイナミック・アロケーション・ファンド)

アルテは株式の代替としての投信投信で、価格変動リスクを抑えながら長期的に株式と同程度のリターン(短期金利+4%)を目指しているそうです。信託報酬は「1.73144%程度」とかなり高いです。2018年5月末時点でのポートフォリオは以下のようになっています。
出典:ピクテ投信投資顧問

アルテはクアトロよりも新しい投信ですが、アルテ類似戦略のパフォーマンスは以下のように安定しています。
出典:ピクテ投信投資顧問


特に債券代替としてのクアトロは待機資金の置き場に良いんじゃないかなと思っています。

現状は余った米ドルは適宜米ドルMMFにしているのですが、米ドルMMFは元本割れリスクが非常に低い代わりに、1%弱の信託報酬が引かれているので利回りは米国短期債よりも低いです。現状は米国のインフレ率未満の利回りですし、相場下落時はドル円も下がることが多いので待機資金の置き場としては微妙な気がします。

レイ・ダリオのオールシーズンズ戦略もドル建てでは安定していますが、円換算するとリーマンショックで最大25%程度のドローダウンでした。
(過去記事:円換算したオールシーズンズ・ポートフォリオ

待機資金の置き場としては日本円での銀行預金が最適だと思っていますが、普通預金だと高くてもイオン銀行や楽天銀行の優遇金利0.1%が限度なので、元本割れリスクをとって円ベースで2%程度のリターンが期待できるクアトロにしておくのも良い気がします。

今のところ私はフルインベストメントなので待機資金も何もないのですが、待機資金を持って暴落待ちをしたくなったらクアトロを買ってみても良いかなと思っています。


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