各国カントリーETFの2021年年初来パフォーマンス


もうすぐ2021年も終わりなので各国カントリーETFの年初来パフォーマンスをみてみます。データはMorningstarです。

パフォーマンスが特に良かったのはUAE(44.82%)、サウジアラビア(33.80%)、オーストリア(30.13%)、米国(29.00%)、台湾(28.69%)、悪かったのはトルコ(-27.09%)、中国(-21.99%)、チリ(-19.34%)、ブラジル(-17.55%)、パキスタン(-15.19%)でした。


今年は習近平やエルドアンによるセルフ経済制裁によってトルコと中国が悪かったです。


資本主義のルールで動いている株式市場において、個人崇拝的な似非共産主義やイスラム原理主義の指導者が独裁している国の投資パフォーマンスが悪いのは仕方がないことなのかもしれません。


ロシアは途中まではトップクラスだったのですが、ウクライナ情勢が緊迫化するにつれて急失速してしまいました。私の主力ナイジェリアも年初だけは謎に調子が良かったのですが、良かったのは一瞬だけで今年も駄目でした。


出典:Google


各国カントリーETFの予想PER、PBR、配当利回りを表にまとめてみました。並び順は予想PERの昇順です。

予想
PER
PBR配当
利回り
ナイジェリア4.700.785.03%
パキスタン5.150.816.30%
ロシア5.270.884.18%
トルコ6.150.964.37%
エジプト6.441.042.38%
ブラジル7.251.483.11%
ギリシャ9.470.872.04%
南アフリカ9.521.545.03%
韓国9.550.960.84%
コロンビア9.601.012.20%
チリ9.630.972.49%
イタリア10.191.192.06%
ベルギー10.221.512.05%
オーストリア10.411.001.75%
ポーランド10.771.070.78%
スペイン10.861.073.58%
ドイツ10.931.343.13%
イスラエル11.261.940.16%
中国11.611.541.20%
英国11.651.532.81%
新興国11.791.692.29%
アルゼンチン11.820.990.38%
メキシコ12.481.791.93%
カタール12.511.322.09%
シンガポール13.001.162.85%
台湾13.121.961.50%
ノルウェー13.171.622.54%
パシフィック13.281.232.46%
米国除く全世界13.311.602.49%
米国除く先進国13.751.542.54%
カナダ13.811.971.66%
マレーシア14.031.483.36%
ヨーロッパ14.091.772.73%
インドネシア14.231.941.36%
日本14.291.251.15%
アラブ首長国連邦14.661.443.14%
香港14.751.142.58%
フランス14.881.791.59%
フィリピン14.981.470.89%
ポルトガル15.221.443.40%
タイ15.451.772.38%
アイルランド15.911.380.66%
オーストラリア16.332.142.36%
サウジアラビア16.681.721.17%
インド16.803.240.16%
全世界16.902.391.65%
フィンランド16.922.262.99%
デンマーク18.473.190.78%
スイス18.513.201.90%
スウェーデン18.902.163.16%
オランダ19.532.150.94%
米国20.824.001.28%
ニュージーランド29.261.942.25%


予想PER5〜6のナイジェリア、パキスタン、ロシア、トルコ、20超のニュージーランド、米国との落差が相変わらず激しいです。


なんだかんだで2022年も低PER国が高PER国をアンダーパフォームする一年になりそうな気がしてなりません。




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