今後10年間全く株価上昇がなかった場合のS&P500のCAPEレシオを計算してみました。
※2020年までの名目EPS、株価、CPIはOnline Data - Robert Shiller、2021~2023年の名目EPSはYardeni Research(PDF)の数値を使っています。名目EPSは2024年以降は年率4%成長、CPIは2022年が年率5%、2023年以降は年率2.4%としています。
株価がずっと横ばいのなか名目EPSだけ年率4%で成長し続けるというのは考えにくいシナリオですが、そうなった場合、10年後のS&P500のCAPEレシオは13台まで低下します。リーマンショックのときの底とほぼ同水準です。
他の条件が全く同じで、株価上昇率が年率2%の場合は以下のようになります。
同じく、株価上昇率が年率4%の場合は以下のようになります。
これくらいなら現実的にもありえそうな気もします。
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