優先株に投資できるETFはPFF(iシェアーズ 米国優先株式 ETF)、ハイイールド債はHYG(iシェアーズ iBoxx USD Hイールド社債)とJNK(SPDR BBバークレイズ ハイイールド債券 ETF)があります。どちらも私は保有していませんが、PFFはPFE(ファイザー)と間違えて注文しそうになったことがあります。
・優先株
PFFは分配金利回りが5.65%、経費率が0.47%です。 業種別では銀行業、各種金融で6割を占めています。そのため、リーマンショックでは約70%暴落しました。S&P500の下落率は約56%だったので、PFFは金融危機に弱いことが分かります。
過去10年間のチャートを見ると、リーマンショック時の暴落以外はほとんど値動きがありません。
分配金はやや減少傾向です。
HYGは分配金利回り5.17%、経費率0.50%、JNKは分配金利回り5.96%、経費率0.40%です。SPYの業種別構成比率は7.98%、HYGも6.7%(金融法人+銀行業+各種金融サービス)と低いです。通信セクターだけで1/4を占めています。
PFF、HYG、JNKの過去10年チャート比較です。リーマンショック時の下落率はHYGは約40%、JNKは約45%でした。S&P500やPFFよりは下落率が小さいですが、ハイイールド債は債券というよりは株式と似たような動きをするようです。
分配金はピーク時からはかなり減っています。
最後にトータルリターンの比較です。JNKとHYGは過去10年間のデータがありませんでしたが、過去3年、5年ではS&P500>PFE>HYG>JNKの順になっています。
ほかに手っ取り早く受取配当を増やすには、NISA枠で高配当の英国株やオーストラリア株を買うのも良いかなと思っています。今まではNISA枠ではETFや米国株を買っていたのですが、配当にかかる現地の源泉税10%分は外国税額控除で取り戻すことができないので、非課税の英国株やオーストラリア株を買ったほうが良さそうです。
英携帯通信大手VOD(ボーダフォン)は配当利回り5.80%、英送電大手NGG(ナショナルグリッド)は4.71%、オーストラリアのWBK(ウエストパック銀行)は5.12%と高配当なので購入候補です。WBKは元々保有していたのですが、源泉税率が30%と勘違いして昨年末に売ってしまったので、また買い戻そうかなと思っています。
(過去記事:WBK(ウエストパック銀行)からの配当金 )
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こんにちは!
返信削除税金のことを考えると、NISAで全部バークシャーにするのが一番いいですね。(笑)
PBRが1.25あたりだったら購入を考えています。
10-KかDEF14aをみるとPBR1.2以下なら自社株買いの可能性ありってあります。
これくらいが、割安もしくは適正価格だと考えいるようですね。
昨年の2月ショックでPBR1.23くらいまで下がりました。
1.2まで待とうと思ったら思いっきり反発しましたけどね...
(´;ω;`)ウゥゥ
フィリップグレアムさん、こんにちは。
削除バークシャーのPBR、今は1.45なんですね。
昨年2月でも1.23ですか…1.2以下を待つよりは確かに1.25くらいで買ったほうがいいかもしれませんね。
バークシャーはバフェットが亡くなったらどうなるのかよく分からないので調べたことなかったです。
いい投資対象がなくなったら配当を出すようになったりするんでしょうか。
うろ覚えなんですがHYGは10%の税金かからないでJNKには10%の税金
返信削除かかったようなうろ覚えですいません
まことさん、こんにちは。
削除調べてみると、1361(iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF)はアイルランド籍なので現地の源泉税がゼロだそうです。
HYGはファンド籍を見つけられませんでしたが、保有されている方のブログ記事を読むと10%課税されたと書かれていました。
1361はアイルランド→日本は非課税でも、アメリカ→アイルランドで課税されているのかどうかはよく分からないのですが…
1株だけ試しに買った1391(UBSスイス株)はルクセンブルグ籍なので非課税だと書かれていたのですが、スイス→ルクセンブルグの課税がどうなっているのかがやっぱり分かりません。
税金のことは難しいです…
値上がり益を一切期待しないで、配当金だけ増やす思考ならば、
返信削除PFFは平時は高配当、金融危機なら配当利回りが2倍近くなるのでさらに買い増し、と
高配当株の買い増しみたいに私は考えています。
私がそう考える理由の一つは、日本の証券会社で外国株を買う場合、
議決権もある日本株とは違い、値動きと配当などの権利を得るだけで株式ではないです。
特定口座だと、日本株の売買は損益通算されますが、外国株の損益とも通算されないので、
外国株は、とにかく安定配当が大事で、出来るだけ株価は一定が良いと思うからです。
管理人さんの場合、配当を増やすのが主たる目標だと思っておりましたが、
PFFの比率が案外と低いというか、評価が低い気がします。
いわゆるハイイールド債がいざという時、所有者に迷惑かけるみたいな印象でしょうか?
迷惑とは、なんとかソブリンとかの高利回り投資信託が、単なるタコ足配当だったなどの話を
全て含むのですが。
PFFは分配金が漸減傾向にあるように思えますし、普通株よりも低いトータルリターンと金融危機時に大きく下落する性質を考えると、平時にはあまり買いたくはないかなと思っています。
削除配当金生活の目標達成が近付いてきたら、目先の配当収入を増やすために一部は優先株にするかもしれませんが、今のところは少なくともインフレ率以上の増配が見込める銘柄に投資したいです。
金融危機時に買う候補には一応入れていますが、同じ高利回りではBDCのARCCやMAINのほうが私の中では優先度が高いです。
ARCC(エイリス・キャピタル)
https://ronaldread.blogspot.com/2018/07/ARCC-BDC.html
MAIN(メイン・ストリート・キャピタル)
https://ronaldread.blogspot.com/2018/08/MAIN-BDC.html
あと損益通算については国内株も外国株も同じ上場株式グループなので通算できますよ。
上場株式とFXやオプションは損益通算できませんが…
http://www.daiwa.jp/seminar/study_tax/stock_domestic_03.html
>損益通算については国内株も外国株も同じ上場株式グループなので通算できますよ。
返信削除ご教授ありがとうございます。
私の認識と異なりますので、じっくり調べてみます。
優先株と言えば、リーマンショックの折、バフェットが、
ゴールドマンサックスと個別交渉して、
大変有利な優先株を大量に引き受け、
バフェットが買うならと言う事で市場心理安定に寄与した記憶があるので、
金融危機なら買いかは、おっしゃる通り単純ではないかもしれませんね。
先の、特定口座での、米国株の源泉徴収分が年間損の場合還付されるのか、ですが
私の認識は下記であり、無理みたいだなと思っていました。
じっくり調べてみますね。
(どこの証券会社でも同じはずですが)楽天証券の場合、
北米上場株については源泉徴収後の数字が1ついきなり出てきて、
一方、日本株の場合、税引前の金額と、源泉徴収税額が別々に書かれ、
年間通算損ですと、日本株の場合のみ、源泉徴収分が還付される。
つまり、一つの特定口座の中で、
あたかも、米国株と日本株が損益通算できない2本立てのように感じておりました。
有難うございました。
サポセンに電話で聞いたところ、電話なので、多分というお話でしたが、
返信削除特定口座で年間通算損の場合、日本株だと源泉徴収分が還付されますが、
アメリカ株の場合、天引きされた分が戻ってこないようです。
なので、アメリカ株は手仕舞い売りの場合、日本株より条件が悪いようです。
アメリカ株の上手い売りヘッジの仕方を考えておりますが、
管理人様も、何か関連するテーマをお考えの場合宜しくお願い致します。
配当重視という場合も、株価のダウンリスクは緩和したいですし。
私は楽天証券では米国株しか保有していないのでよく分かりませんが、確定申告すれば日本株と米国株の損益通算は可能ですよ。
削除申告すれば損失は最長3年間繰り越せますので、来年以降利益が出れば繰越損失を活かすことができます。
ですので、損益通算に関しては米国株が日本株と比べて条件が悪いということはないはずです。
(10%の現地課税、配当控除が使えない等のデメリットはありますが。)
私の言葉足らずでした。
削除私がサポセンに質問した前提が、確定申告が煩雑なのでやらないとして、
毎年、通算損であっても特定口座だけで終わらせたい、というものでした。
特定口座だけで毎年完結する場合は、
サポセンの説明ですと、一年間の通算で損の場合、アメリカ側が徴収した売買益や、配当金への税金は、日本株の源泉徴収のようには自動的に還付されない「と思う」ということですね。
楽天証券の画面の表示上、サポセンの言う通りかなと思います。
従いまして、積立のように買い一方の場合は問題になりませんが、
換金売りした場合には、特定口座の利便性にも限界がありそうです。
余談ですが、米国の会社が合併して、吸収される側の会社の株主に、一部ドルを配る場合も、特定口座ではなく、一般口座に入ってしまい、
一般口座に入金された分が課税されるので、これも特定口座の限界かなと思いました。
何分不慣れなもので、もたもたした質問をしまして申し訳ございませんでした。
たしかに確定申告するのは面倒ですよね。
削除私は証券口座がひとつだけではないので毎年申告していますが、やらずに済むのならやりたくないです。
買収やスピンオフ等のコーポレートアクションで一般口座に払い出されるのは特定口座ならまだ良いですが、NISA口座だと非課税メリットが失われてしまうので特に困りものですね。
特定口座内で処理してもらえるようになれば嬉しいのですが…
何度も申し訳ございません。
削除(1)
私のように比較的高齢の部類の個人は、
確定申告が嫌だから特定口座にしている、という人が案外多いです。
私がそうです。
自分が経営している会社からの収入とか、雑多な収入がある場合、
気が弱いと(笑)、ギリギリまで節税はしたくないのです。
行政から厳しく見られたくないという恐れの気持ちからです。
雑多な収入がある場合、そんな気持ちになります。
源泉徴収制度がある国自体、珍しいと思いますが、
逆に言えば、日本人は税法に詳しくないかもしれませんね。
(2)
NISAは、いろいろ使いにくいと思います。
管理人さんがご指摘の点以外に、株価が値下がり見込みの場合、損切しにくいです。
なので買いたい理想は、株価一定で高配当とは思っています。
そういう訳で優先株のETFも候補かなと思った次第です。
暴落しても値が戻るまで保有し続けやすいからです。 皮肉ですが。
(3)
特定口座でB社株を持っていたが、所有していないA社が吸収合併する場合、
B社の株価が普通上昇しますが、
確定申告の面倒が嫌で、私は合併が終了する以前に売り払ってしまいます。
先だって、TIME & WARNAR がAT&Tに吸収合併された時、
備忘のため、TIME & WARNAR を1株だけ持っていたのを忘れていて
少額のドルの現金が一般口座に入金されてしまい、
少額でも確定申告というのが大変面倒くさかったです。
(4)
これから調べようと思っていますが、被合併会社であるTIME & WARNAR株を
多数株、大きな含み損を抱えて持っておられた人の場合、
損切して売らない場合もあります。
すると、一般口座に入金されたドル全額が実質的な売却利益ではなく、
大きな含み損があった点を勘案されていません。
確定申告で税務署に一目で納得してもらえるのかなあ、と思っています。
米国株投資の細かい点に、日本の税制度の対応が良くないので、
日本の証券会社で買う場合、アメリカ株ではない訳ですが、
日本人が外貨建て資産を持つのを、行政は歓迎はしていないのかな、と思います。
ペーパーマネーの危機みたいなのを感じているもので、
被害妄想気味でした。 また長々申し訳ございませんでした。
一般口座分は、少なくともドルの現金は売買利益と見られて
確定申告になってしまうかと思いますが、
B社株を
買収される側の会社の株式に含み損が
買収やスピンオフ等のコーポレートアクションに伴い
買収やスピンオフ等のコーポレートアクションで一般口座に払い出されるのは特定口座ならまだ良いですが、NISA口座だと非課税メリットが失われてしまうので特に困りものですね。
特定口座内で処理してもらえるようになれば嬉しいのですが…