(「株式投資の未来」 ジェレミー・シーゲル著、日経BP社、p.57)
最近は差が縮まっていますが、食品・飲料・タバコは相対的に割安です。なぜ家庭用品・パーソナルケア用品は割高なのでしょうか…よく分かりません。
生活必需品ETFのXLP(生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド)の産業別構成比率は以下のようになっています。
一方、私のポートフォリオは家庭用品・パーソナルケア用品の比率が高いです。(個別株のみでETFは含んでいません)
また、MO(アルトリア・グループ(昔はフィリップモリス))は「株式投資の未来」で長期リターンが1位だったと書かれていますが、これも市場全体に対して割安に放置されている期間が長かったようです。
昔のフィリップモリスは巨額の訴訟コストが懸念されていて投資家の期待は低かったそうです。でも今では安定したキャッシュフローを稼ぎ出す高収益企業だと認識されているのではないかと思うので、投資家の期待が昔より高いとすると、将来のリターンは低くなってしまうのかなと思っています。
高リターンの食品・飲料・タバコも、割高なときに買ってしまうと高リターンは得られないと思うので、購入時のバリュエーションには気を付けたいです。
この2セクターはどちらもディフェンシブですが、私はより暴落に強いと思われる生活必需品セクターを一番多く保有しています。生活必需品株は債券の代替として買われるため金利上昇には弱いと言われていて、実際に去年の大統領選以降の金利上昇局面では景気敏感株が上昇するなか、生活必需品株は下落しました。
ところで、セクターの中には更にIndustry(産業)という分類があり、生活必需品の場合はFood & Staples Retailing(食品・生活必需品小売り)、Food Products(食品)、Beverages(飲料)、Tobacco(タバコ)、Household Products(家庭用品)、Personal Products(パーソナルケア用品)などがあります。
今までは生活必需品セクターとして一括りにして考えていたのですが、同じセクター内でも産業ごとにリターンはかなり差があるようです。
生活必需品セクター全体はリターン13.33%、食品・飲料・タバコは13.60%、食品・生活必需品小売りは13.02%ですが、家庭用品・パーソナルケア用品は10.95%と低いですし、ボラティリティも高くて良いところがありません。
これは食品・飲料・タバコのバリュエーションが低くなる傾向にあるのに対して、家庭用品・パーソナルケア用品は高くなる傾向がある、というのが理由らしいです。
これは食品・飲料・タバコのバリュエーションが低くなる傾向にあるのに対して、家庭用品・パーソナルケア用品は高くなる傾向がある、というのが理由らしいです。
最近は差が縮まっていますが、食品・飲料・タバコは相対的に割安です。なぜ家庭用品・パーソナルケア用品は割高なのでしょうか…よく分かりません。
生活必需品ETFのXLP(生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド)の産業別構成比率は以下のようになっています。
一方、私のポートフォリオは家庭用品・パーソナルケア用品の比率が高いです。(個別株のみでETFは含んでいません)
食品・飲料・タバコの比率は似ていますが、食品・生活必需品小売りは全く保有していません。今後は家庭用品・パーソナルケア用品の比率をあまり上げないようにしようかなと思います。
昔のフィリップモリスは巨額の訴訟コストが懸念されていて投資家の期待は低かったそうです。でも今では安定したキャッシュフローを稼ぎ出す高収益企業だと認識されているのではないかと思うので、投資家の期待が昔より高いとすると、将来のリターンは低くなってしまうのかなと思っています。
高リターンの食品・飲料・タバコも、割高なときに買ってしまうと高リターンは得られないと思うので、購入時のバリュエーションには気を付けたいです。
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