まずレーティングがある銘柄全体では、現在株価÷フェアバリューは1.03となっています。フェアバリューに対して3%割高ということですね。2001年以降の最低値は2008年11月20日の0.55倍、最高値は2004年12月31日の1.14倍です。
下表は私の保有銘柄のフェアバリュー、現在株価÷フェアバリュー、エコノミック・モートです。現在株価÷フェアバリューが低い順(割安な順)に並べています。
※AMZN(アマゾン・ドット・コム)、BRK.B(バークシャー・ハサウェイ(B株)) 、MCD(マクドナルド)は保有していませんが、購入検討中なので加えています。
ティッカー | 銘柄名 | フェアバリュー | 現在株価 /フェアバリュー | エコノミック モート |
MOS | モザイク | 33.00 | 0.69 | None |
POT | ポタシュ・コーポレーション・オブ・サスカチワン | 20.00 | 0.84 | Narrow |
PFE | ファイザー | 37.00 | 0.89 | Wide |
RDS.B | ロイヤル・ダッチ・シェル(B株) | 63.00 | 0.89 | None |
GSK | グラクソ・スミスクライン | 49.00 | 0.89 | Wide |
WBK | ウエストパック銀行 | 26.00 | 0.90 | Wide |
BUD | アンハイザー・ブッシュ・インベブ | 126.00 | 0.90 | Wide |
GE | ゼネラル・エレクトリック | 32.00 | 0.91 | Wide |
MSFT | マイクロソフト | 77.00 | 0.91 | Wide |
BRK.B | バークシャー・ハサウェイ(B株) | 187.00 | 0.91 | Wide |
NVS | ノバルティス | 87.00 | 0.93 | Wide |
AMZN | アマゾン・ドット・コム | 1,050.00 | 0.94 | Wide |
IFF | インターナショナル・フレーバー&フレグランス | 143.00 | 0.94 | Narrow |
VOD | ボーダフォン | 30.50 | 0.95 | Narrow |
PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 94.00 | 0.95 | Wide |
ADM | アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド | 44.00 | 0.97 | None |
IBM | IBM | 158.00 | 0.98 | Narrow |
HRL | ホーメル・フーズ | 34.50 | 0.98 | Narrow |
GIS | ゼネラル・ミルズ | 58.00 | 0.98 | Wide |
KO | コカ・コーラ | 46.00 | 0.99 | Wide |
CL | コルゲート・パルモリーブ | 77.00 | 0.99 | Wide |
MCD | マクドナルド | 150.00 | 1.01 | Wide |
XOM | エクソン・モービル | 82.00 | 1.02 | Narrow |
CVX | シェブロン | 106.00 | 1.02 | Narrow |
BP | BP | 35.00 | 1.03 | None |
DEO | ディアジオ | 118.00 | 1.03 | Wide |
UL | ユニリーバ | 53.00 | 1.03 | Wide |
LMT | ロッキード・マーティン | 269.00 | 1.05 | Wide |
HSBC | HSBCホールディングス | 41.00 | 1.07 | Narrow |
AZN | アストラゼネカ | 32.00 | 1.08 | Wide |
GOOG | アルファベット(C株) | 860.00 | 1.09 | Wide |
MKC | マコーミック | 93.00 | 1.09 | Wide |
BTI | ブリティッシュ・アメリカン・タバコ | 63.00 | 1.13 | Wide |
JNJ | ジョンソン&ジョンソン | 108.00 | 1.24 | Wide |
PM | フィリップ・モリス・インターナショナル | 95.00 | 1.28 | Wide |
MO | アルトリア・グループ | 59.00 | 1.31 | Wide |
特に過大評価されているのは、MO(アルトリア・グループ)の1.31倍、PM(フィリップ・モリス・インターナショナル)の1.28倍、JNJ(ジョンソン&ジョンソン)の1.24倍、BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の1.13倍です。
生活必需品セクターは全体的に割高で、特にタバコ株はかなり過大評価されているようです。ヘルスケアセクターは比較的割安ですが、JNJだけはかなり割高です。
AMZN(アマゾン・ドット・コム)によるWFM(ホール・フーズ・マーケット)買収報道で売られた食品株では、GIS(ゼネラル・ミルズ)、HRL(ホーメル・フーズ)が0.98倍に対して、MKC(マコーミック)は1.09倍と高めです。
肥料株のMOS(モザイク)とPOT(ポタシュ・コーポレーション・オブ・サスカチワン)は特に過小評価されています。MOSのほうが割安ですが、エコノミック・モートはPOTのほうが上です。
三大肥料(窒素、リン、カリウム)のうち、窒素はどこでもとれるのに対して、リンとカリウムは希少資源だそうです。特にカリウムの産出国は限られているため、カリウムが主力のPOTは有望なのかなと思っています。
フェアバリュー、エコノミック・モートから考えると、POTのほか、PFE(ファイザー)、GSK(グラクソ・スミスクライン)、WBK(ウエストパック銀行)が魅力的かなと思います。
新規購入を検討中のBRK.B(バークシャー・ハサウェイ(B株))、AMZN(アマゾン・ドット・コム)もだいたい適正水準のようです。
これだけをみて判断はできませんが、私は自力ではフェアバリューを計算できないので、だいたいの水準を測るのに便利かなと思いました。今後も保有銘柄と購入候補銘柄は定期的にチェックするようにしたいです。
よろしければ応援クリックお願いします
コメント