DGSは新興国の配当を支払う小型株に投資できるETFで、経費率は0.63%と高めですが、VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF) よりも低ボラティリティかつ高リターンでした。
(過去記事:DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド))
今回はその欧州版のDFE(ウィズダムツリー 欧州小型株配当ファンド)について調べてみました。
VGK(バンガード・FTSE・ヨーロッパ ETF)に比べると、 DFEは経費率が高いですが、低PER・高配当利回りです。
国別構成比率
ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」に載っている国別の長期(1900年~2003年)実質リターンをみると、欧州ではスウェーデン>イギリス>オランダ>デンマーク>アイルランド>スイス>スペイン>フランス>ドイツ>イタリア>ベルギーの順に高リターンでした。
DFEは高リターンのスウェーデン比率が12.1%と高いのは嬉しいですが、低リターンのイタリアのウェイトが11.8%もあるのが気になります。
セクター
DFEは資本財・一般消費財セクターが大きく、ヘルスケア・生活必需品セクターが小さいです。
トータルリターン比較
DFEの設定日(2006年6月16日)以来のトータルリターンはDFEが年率7.1%、VGKが年率4.3%、ボラティリティはDFEが23.1%、VGKが25.7%、最大ドローダウンはDFEが-69.6%、VGKが-63.7%でした。
DFEのほうが高リターンですが、リーマンショック時の下落率はかなり大きいです。新興国ETFのVWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)でも-67.7%なので、新興国株並み以上に暴落するのは覚悟しておいたほうが良さそうですね。
他に欧州ETFでは、北欧4カ国に投資できるGXF(Global X FTSE Nordic 30 ETF)やEWD(iシェアーズ・MSCI・スウェーデン・キャップト・ETF)が気になりますが、残念ながら日本の証券会社では取り扱いがないようです。 ETFの取扱数をもっと増やしてもらえると有難いのですが…
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