最初はアメリカ・イギリスの高配当株ばかりを買っていましたが、ジェレミー・シーゲルも国際分散投資を推奨していますし、特に今は新興国株が割安に思えるので買い増ししています。
世界株式ETFのVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の新興国株比率は2017年12月31日時点で9.6%なので、10%程度は新興国株に配分してもいいかなと考えています。
今回は新興国株よりもさらに未成熟なフロンティア株ETFのFM(iシェアーズ MSCIフロンティア100 ETF)とアフリカ株ETFのAFK(ヴァンエック ベクトル アフリカ ETF)とについて調べてみました。
VWOと比べると、純資産額は小さくて経費率もかなり高めです。組入銘柄数も少ないです。
国別構成比率
FMもAFKも、VWOにはない国が並んでいます。アルゼンチンは新興国株なのかと思っていましたが、フロンティア株に入っているんですね。
AFKには先進国が上位に混じっていますが、これはイギリス、カナダ等の取引所に上場しているアフリカ関連株のことを指しているようです。
AFKは南アフリカだけで1/3近くを占めていますが、私はEZA(iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF)を今後買っていくつもりなので、FMのほうが重複がなくて良さそうです。
セクター
どれも金融セクター比率がトップですが、特にFMは48.32%もあります。FMとAFKはエネルギー・素材セクター比率がもっと高いのかと思っていましたが、案外小さいですね。ディフェンシブな生活必需品・電気通信セクターの比率はVWOよりも高いです。
トータルリターンとボラティリティ
一番新しいFMの設定日(2012年9月12日)以来の年率トータルリターンはFM(+10.2%)>VWO(+6.4%)>AFK(0.0%)、ボラティリティはFM(13.0%)<AFK(17.8%)<VWO(17.9%)でした。期間は短いですが、FMが圧倒的に高パフォーマンスですね。
AFKの設定日(2008年7月10日)以来でVWOと比べてみると、以下のようになります。
リーマンショック時の下落率は似たようなものですが、AFKはその後の回復が鈍いです。
FMは設定日が2012年ですが、「わたしのインデックス」によると、MSCI フロンティア・マーケット・インデックスの過去10年の年率トータルリターン(米ドルベース)は-1%になっていました。過去10年ではFMもAFKもあまり変わらなさそうです。
過去10年のリターンは良くないですし、経費率も高いですが、将来への期待を込めてポートフォリオの2~3%程度買ってみても面白いかなと思いました。もしかしたら化けるかもしれませんし。
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