楽天証券口座を開設、NVO(ノボ・ノルディスク)を買いたい


昨年、管理の手間を減らすためにマネックス証券で保有していた米国株を移管し、SBI証券のみにしたばかりなのですが、新しく楽天証券の口座を開設し、2口座を使い分けていくことにしました。
(過去記事:米国株をマネックス証券からSBI証券に移管

口座が複数に分かれていると配当再投資の効率も悪くなりますし、管理の手間が余計にかかるので面倒ですが、今後、資産が増えていくと口座を分けておいたほうがやっぱり安心かなと。

証券会社に預けている有価証券は分別管理されているので、証券会社が破綻してもきちんと返還されるようになっていますし、万が一、分別管理がなされていなくても、投資者保護基金で一人1,000万円まで補償を受けることができます。

なのでそこまで気にしなくても良さそうですが、リタイア後にひとつの証券会社に全財産を預けていたら、破綻したあと返還されるまでの間に困ってしまいますし、多少の面倒は我慢します。

ちなみに信用格付けはSBI証券が「A- / 安定的(JCR)、BBB+ / 安定的(R&I)」に対して、楽天証券は「A / 安定的(JCR)、A- / 安定的(R&I)」で、楽天証券のほうが格付けが一段階上になっています。

NVO(ノボ・ノルディスク)

とりあえずは前々から気にはなっていたものの、SBI証券で取扱いがなくて買えずにいたNVO(ノボ・ノルディスク)を買おうかなと考えています。

NVOはデンマークの製薬会社で、糖尿病、血友病、成長ホルモンに強みがあります。デンマーク株なので配当にかかる現地源泉税が高い(少し調べてみても分かりませんでした。)みたいですが、糖尿病で圧倒的なシェアを持っているのが魅力的です。

「EVALUATEPHARMA ワールドプレビュー 2017, 2022年への展望」によると、2016年時点でのNVOの糖尿病治療薬の世界シェアは29.7%で、年率5%の成長によって2022年のシェアは30.7%に達するそうです。


業績 

過去10年の成長率をみると、売上高は年率11.2%、EPSは年率22.3%で伸びています。綺麗な右肩上がりですね。
(デンマーク企業なのでデンマーククローネ建てです。)
EPS成長率よりも早いペースで増配しているので配当性向は年々高まっていて、2016年は60%を超えています。自社株買いにも積極的なようで、発行済み株式数は10年間で20%程度減っています。
過去5年平均の粗利益率は83.8%、営業キャッシュフローマージンは34.8%、ROICは67.9%、ROEは68.3%です。超高収益です。

株価

2016年には最大市場の米国で価格圧力が強まっていることを理由に長期の増益率見通しを引き下げ、株価は一時$32台まで下落していました。この頃は楽天証券の米国株売買手数料が最低$25だったので、低所得者の私には手が出せませんでしたね。

その後は順調に上昇し続けて2015年の高値を回復しそうになっていたところ、パウエルショック?で$50前後まで下落しています。
現在のPERは19.6(過去5年平均は24.6)、配当利回りは2.3%(過去5年平均は2.2%)です。

とりあえず今は全く資金がないので買えませんが、余裕ができたら買ってみたいと思います。


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コメント

  1. とうしろ個人投資家2018/02/23 17:34

    楽天証券とSBI証券を比較するために、インターネットを検索していると、次のページに遭遇しました。
    http://www.180.co.jp/world_etf_adr/etf/about.htm

    このページの少し下の方に、"A 日本のネット証券会社の比較一覧" というのがあります。

    1 質問事項1

    ETF売買手数料(片道1単位)は、
     楽天証券: $ 5.00
     SBI証券: $30.00
    となっています。

    この記載は本当であって、楽天証券の方がSBI証券よりも売買手数料は有利なのでしょうか?総合的にも、楽天証券の方がSBI証券よりもよいのでしょうか?楽天証券か、SBI証券かの選択では、どちらを推奨されますか?

    2 質問事項2

    また、この表にある "インタラクティブブローカーズ証券" は、本当に信用がおける証券会社でしょうか?何かご存じであれば教えてください。

    以上、ご教示をお願いします。





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    1. ・質問事項1について
      SBI証券の片道$30(税抜)~というのはダイレクトコース(電話注文)の手数料で、インターネット注文では片道$5(税抜)~なので、売買手数料は楽天証券と同じですよ。(下記URLを参照下さい)
      https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_foreign&cat1=foreign&cat2=us&dir=us&file=foreign_us_01.html

      特定口座で海外ETFを売買される場合はどちらを選んでもあまり差はないと思います。
      NISA口座で購入する場合は、SBI証券では手数料無料ですが、楽天証券では手数料キャッシュバック(雑所得扱い)になるようなので、私はSBI証券でNISA口座を開設しています。

      ・質問事項2について
      証券会社の安全性については私には判断できませんが、倒産時にはSIPC(投資家保護基金)による保護を受けることができるようです。
      https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/index.php?f=ibgStrength&p=acc
      また、下記URLにはSBI証券と楽天証券で購入した米国株・ETFはインタラクティブ・ブローカーズ社に混蔵寄託されていると書かれています。
      https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_foreign&cat1=foreign&cat2=us&dir=us&file=foreign_us_02.html
      https://faq.rakuten-sec.co.jp/faq_detail.html?id=2212031

      インタラクティブ・ブローカーズ証券は手数料が安いですし、取扱商品の種類も多いので私も興味は持っていますが、特定口座非対応で確定申告が面倒になりそうなので開設していません。
      また、口座の流動性資産価値が$10万以下の場合は毎月$10の口座維持手数料がかかるようです。

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    2. とうしろ個人投資家2018/02/23 22:45

      貴重な情報をありがとうございました。非常に参考になりました。

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