保有銘柄のS&P信用格付けを調べる

S&P Globalのサイトでは会員登録をすると無料で信用格付けが見られることを知り、保有銘柄すべてを調べてみました。

例えばMSFT(マイクロソフト)の場合は以下のようになっています。
Local Currency LT(現地通貨の長期格付け)、Local Currency ST(現地通貨の短期格付け)、Foreign Currency LT(外国通貨の長期格付け)、Foreign Currency ST(外国通貨の短期格付け)の4種類のレーティングがありますが、とりあえず今回はLocal Currency LT(現地通貨の長期格付け)を使いました。

S&P Globalの長期格付けのカテゴリーと定義は以下の通りです。

Outlook(アウトルック)は長期格付けの中期的(通常6カ月から2年間)の方向性についてのS&Pの見解で、ポジティブ(格付け引き上げの可能性)、ネガティブ(引き下げの可能性)、安定的(格付け変更の可能性が低い)、方向性不確定(いずれの可能性もある)、N.M(アルトルックが存在しない)の5種類があるみたいです。

CreditWatch(クレジット・ウォッチ)は「予期せぬイベントや予想トレンドからの乖離が発生したと S&P が判断し、かつ格付け変更の要否を判断するには追加的な情報が必要と考える場合に、格付けはクレジット・ウォッチに指定される可能性がある」そうです。
(参考PDF:クレジット・ウォッチとアウトルックの使用規準(S&P Global)

保有銘柄のS&P信用格付け(2018年4月22日時点)

ティッカー社名セクターS&P Rating
(Local LT)
CreditWatch
/Outlook
JNJジョンソン&ジョンソンヘルスケアAAAStable
MSFTマイクロソフトテクノロジーAAAStable
GOOGアルファベット(C株)テクノロジーAA+Stable
XOMエクソン・モービルエネルギーAA+Negative
BRK.Bバークシャー・ハサウェイ(B株)金融AAStable
PFEファイザーヘルスケアAAStable
AMZNアマゾン・ドット・コム一般消費財AA-Stable
CLコルゲート・パルモリーブ生活必需品AA-Stable
CVXシェブロンエネルギーAA-Stable
PGプロクター・アンド・ギャンブル生活必需品AA-Stable
KOコカ・コーラ生活必需品AA-Negative
WBKウエストパック銀行金融AA-Negative
RDS.Bロイヤル・ダッチ・シェル(B株)エネルギーA+Positive
TSM台湾セミコンダクター・
マニュファクチャリング
テクノロジーA+Positive
GSKグラクソ・スミスクラインヘルスケアA+Stable
IBMインターナショナル・ビジネス・マシーンズテクノロジーA+Stable
ULユニリーバ生活必需品A+Stable
ADMアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド生活必需品AStable
AMGNアムジェンヘルスケアAStable
GEゼネラル・エレクトリック資本財AStable
HRLホーメル・フーズ生活必需品AStable
HSBCHSBCホールディングス金融AStable
MDTメドトロニックヘルスケアAStable
PMフィリップ・モリス・インターナショナル生活必需品AStable
BPBPエネルギーA-Stable
DEOディアジオ生活必需品A-Stable
MOアルトリア・グループ生活必需品A-Stable
NGGナショナル・グリッド公益A-Stable
AZNアストラゼネカヘルスケアBBB+Stable
BTIブリティッシュ・アメリカン・タバコ生活必需品BBB+Stable
IFFインターナショナル・フレーバー
&フレグランス
素材BBB+Stable
LMTロッキード・マーティン資本財BBB+Stable
VODボーダフォン電気通信BBB+Stable
SRCLステリサイクル資本財BBB+Negative
GISゼネラル・ミルズ生活必需品BBBStable
MKCマコーミック生活必需品BBBStable
NTRニュートリエン素材BBBStable
HDBHDFC銀行金融BBB-Stable
MOSモザイク素材BBB-Stable
MBTモバイル・テレシステムズ電気通信BBWatch Neg

保有銘柄のなかで最上位はJNJ(ジョンソン&ジョンソン)とMSFTでAAA、最下位はHDB(HDFC銀行)とMOS(モザイク)でBBB-です。ギリギリ投資適格級です。

未保有ですが購入候補のMBT(モバイル・テレシステムズ)はBBで、「Watch Neg」になっています。BBから投機的ですが、さらに引き下げられる可能性があるようです。

S&P Global(参考PDF:スタンダード&プアーズの格付けの定義を理解する)によると、「BBB-」の1年間のデフォルト率の平均値は0.28%ですが、「BB」では0.89%、「BB-」では1.53%まで上がります。

「AAA」と「AA+」がゼロ、「AA」が0.02%、「AA-」が0.03%、「A+」が0.05%、「A」が0.06%、「A-」が0.08%、「BBB+」が0.16%、「BBB」が0.28%です。

計算がこれで正しいのかは分かりませんが、1年間のデフォルト率が0.02%(格付けAA)だとすると、50年間のデフォルト率は1-(1-0.0002)^50=1%になります。

同じ計算をすると、BBB+では50年間のデフォルト率が7.7%、BBBとBBB-では13.1%、BB+では28.9%、BBでは36.1%、BB-では53.7%です。

個人的な感覚としてもBBB、BBB-がそれなりに安心して保有できる下限かなと思いました。

BBで見通しがネガティブのMBT(モバイル・テレシステムズ)は長期保有対象としては少し危なそうです。と言いつつも低PERかつ高配当利回りが魅力なので少し買うかもしれませんが。

今後、投資する銘柄を決める上では信用格付けをチェックするようにしたいと思います。


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