TUR(iシェアーズ MSCI トルコ ETF)

現在、CAPEレシオが低い国のウェイトを高めています。

2018年4月末時点で最も低CAPEなのはロシア(6.4)で、次いでチェコ(10.0)、トルコ(10.4)が低いです。

ロシア株は既にポートフォリオの約7%を占めており、10%程度までは買い増しするつもりです。チェコ株に投資できるETFがないので、今回はトルコ株ETFのTUR(iシェアーズ MSCI トルコ ETF)について調べてみました。


TUR(iシェアーズ MSCI トルコ ETF)

まず、新興国株ETFのVWO、ロシア株ETFのERUSと比べてみます。経費率は0.62%でERUSと同じですが、AUMは半分以下です。
(データはETF.com)


経費率PER配当利回りAUM
($10億)
銘柄数
TUR
iシェアーズ MSCI トルコ ETF
0.62%8.343.40%0.2567
ERUS
iシェアーズ MSCI ロシア ETF
0.62%7.813.61%0.5422
VWO
バンガード・FTSE・エマージング・
マーケッツETF
0.14%16.822.34%66.733873


TURのセクター比率

シクリカルな金融、資本財、素材の3セクターで64.3%を占めています。

組入上位銘柄


ティッカー銘柄名保有比率業種
GARANガランティ銀行8.87%金融
AKBNKアクバンク 8.00%金融
EREGLエルデミル7.01%素材
BIMASBIMビシュレジッキ・マーザラージ6.60%生活必需品
TCELLタークセル6.17%電気通信
TUPRSトルコ石油精製所5.58%エネルギー
KCHOLコチ・ホールディング4.38%資本財・サービス
ISCTRイシ銀行4.16%金融
THYAOトルコ航空3.89%資本財・サービス
SAHOLハジュ・オメル・サバンジュ・ホールディング3.85%金融


トルコの経常収支(対GDP比)推移


出典:世界経済のネタ帳

2002年以降はずっと経常赤字です。経常赤字の新興国は米金融引き締めで特に売られやすいです。

トルコはエネルギー自給率が低く、ほとんどを輸入に頼っているため、原油高にも弱いです。

トルコのインフレ率推移

出典:世界経済のネタ帳

トルコはインフレ率が高い国で、1980年は100%を超えていたようです。エルドアン大統領がデノミを行って以降は落ち着いていましたが、2017年以降は再び10%超の高インフレに悩まされています。

トルコ中央銀行の目標(5%±2ポイント)を大きく上回っており、積極的な金融引き締めが必要ですが、エルドアン大統領が景気刺激のために利下げを望んでいるため、十分な利上げができないでいるようです。

慢性的な経常赤字、高インフレ、不十分な利上げでトルコリラは過去最安値を更新しています。

VWOとのパフォーマンス比較

トータルリターンはVWOが年率2.4%に対して、TURは年率-1.4%と低迷しています。ボラティリティと最大ドローダウンも大きいですが、2013年頃はかなり上がっていたんですね。

MSCI トルコ・インデックスの時系列CAPEレシオ

 
出典: Research Affiliates

2002年以降のCAPEレシオの中央値は12.1なので、現在の水準は割安に思えます。

一方で、トルコは高金利なのでイールドスプレッド(10年国債利回り-株式益利回り)でみると割高です。
(過去記事:世界各国のイールドスプレッド比較(2018年4月末)

ロシアと違って人口増加国なのも魅力ですし、とりあえず少し買ってみたいと思います。


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