オールシーズンズ戦略の今後10年間の実質期待リターン

今回はResearch Affiliatesを使って、レイ・ダリオのオールシーズンズ・ポートフォリオの今後10年間の実質期待リターンを調べてみました。
(過去記事:世界各国の時系列CAPEレシオが見られるサイト

レイ・ダリオのオールシーズンズ・ポートフォリオは以下のように株式の変動リスク(債券の3倍)を軽減するために債券の比率を高めています。また、インフレ加速時に下落しやすい株式・債券のリスク軽減のために金と商品取引にそれぞれ7.5%配分されています。
(過去記事:レイ・ダリオのオール・シーズンズ戦略


オールシーズンズ戦略の今後10年間の実質期待リターン

実際のオールシーズンズ戦略では中期米国債が7~10年満期、長期米国債が20~25年満期と書かれていますが、Research AffiliateではUS Treasury Long、US Treasury Intermediate、US Treasury Shortの3種類しかありません。とりあえず今回は長期米国債にUS Treasury Long、中期米国債にUS Treasury Intermediateを使いました。


アセット比率実質期待リターンボラティリティ
株式
(US Large)
30.0%0.4%14.3%
中期米国債
(US Treasury Intermediate)
15.0%1.0%3.5%
長期米国債
(US Treasury Long)
40.0%0.3%11.8%

(Gold)
7.5%-1.8%18.7%
商品取引
(Commodities)
7.5%1.2%16.9%
オールシーズンズ100.0%0.3%-

オールシーズンズ戦略の実質期待リターンは0.3%です。
(Research Affiliatesのポートフォリオ機能ではゴールドを選択できないのでボラティリティは計算できませんが、US Large30%、US Treasury Intermediate15%、US Treasury Long40%、Commodities15%の場合、実質期待リターン0.8%、ボラティリティ6.7%になります。)

ボラティリティが抑えられるので米国大型株100%よりはマシですが、10年間リスク資産を保有して実質リターン0.3%だったら報われないですね。日本だったら大して物価も上がらないでしょうし、ボラティリティのない定期預金のほうがが良さそうです。

5つのアセットのなかで最も期待リターンが高いのはコモディティの1.2%で、低いのはゴールドの-1.8%になっています。

ちなみにコモディティのなかでは天然ガス(期待リターン3.8%、ボラティリティ37.7%)、砂糖(期待リターン2.3%、ボラティリティ34.0%)は特に期待リターンが高くなっています。砂糖はかなり下がっていて、ジム・ロジャースも逆張りで買っているようですね。

あくまでもResearch Affiliatesが算出した期待リターンなので実際にはどうなるのか分かりませんが、米国株も米国債も割高に見えますし、向こう10年間はほとんどリターンが得られないと考えておいたほうが良いのかなと思います。



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