公益セクターへの投資は控えめにしたい


カリフォルニアでの大規模な山火事の原因を作ったとされている電力会社PCG(PG&E)の株価が大きく下落しています。

昨年10月にもPCGの送電設備の故障が原因で山火事が起こっており、今年9月、損害賠償訴訟で倒産しないようカリフォルニア州議会がPCGを救済する法案を可決されたばかりです。

今回の山火事についても、カリフォルニア州公益事業委員会は「PCGに山火事の責任があると認められた場合でも破産を望まない」と発言しているそうで、株価は底値からやや反発しています。

とはいえ、過去2年間でXLU(公益事業セレクト・セクター SPDRファンド)が15.56%上昇したのに対し、PCGは-58.30%とひどいことになっています。公益セクターは安定した株価と配当が魅力ですが、PCGは株価が暴落したうえに無配転落しています。

公益セクター個別株は割に合わないかもしれない

私は公益セクターではNGG(ナショナル・グリッド)を保有しています。

原発事故のリスクを考えると、送電・ガス供給に特化するNGGは低リスクで魅力的だと思っていたのですが、送電設備の故障が原因で大規模な山火事に発展するというリスクは考えていませんでした。

平時は低リスクでも災害時のダメージが計り知れないということを考えると、 公益は分散投資の意義が特に大きいセクターであるように感じます。投資する際には個別株ではなく、XLU(公益事業セレクト・セクター SPDRファンド)やVPU(バンガード・米国公益事業セクターETF)にしたほうが良さそうな気がしてきました。

公益セクターの過去リターン

また、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」によると、1957年~2003年の公益セクターの実質リターンは9.52%で、全セクター中で素材に次いで二番目に低リターンでした。

公益セクターは規制産業のため参入障壁が高く、業績が安定しているので低リスクだと認識されています。そのため、今後のリターンもきっと低くなるんじゃないかなと思っています。

最近は異常気象が増えているので災害リスクは昔よりも大きくなっているような気がしますし、公益セクターへの投資は控えめにしようと思います。


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