世界各国カントリーETFの年初来パフォーマンス(2020/5/1時点)


4月の米国株は記録的な大幅上昇となり、コロナショックから立ち直りつつありますが、一方で脆弱な新興国・フロンティア国では年初来から大幅に下落したまま放置されている国もあります。

今回は世界各国のカントリーETFの年初来パフォーマンスを確認してみます。
 過去記事: 世界各国カントリーETFの過去1ヵ月のパフォーマンス(2020/3/13時点)

なお、今回も使用したデータはすべてMorningstarのものです。

世界各国カントリーETFの年初来パフォーマンス

まずは年初来と過去1ヵ月の各国カントリーETF(+各地域ETF)のパフォーマンスです。表は年初来パフォーマンスの昇順です。

Ticker国/地域Total
Return
YTD
Total Return
1 Month
EWZブラジル-50.31%4.47%
ICOLコロンビア-44.82%10.84%
GREKギリシャ-40.28%15.90%
EIDOインドネシア-39.40%14.09%
EZA南アフリカ-38.00%11.47%
EWWメキシコ-37.60%5.32%
NGEナイジェリア-35.62%9.32%
GVALグローバル・バリュー-33.77%6.01%
ARGTアルゼンチン-33.36%12.87%
ENORノルウェー-32.53%7.62%
EPHEフィリピン-31.93%5.27%
EWOオーストリア-31.92%12.38%
EPOLポーランド-31.26%9.44%
EWIイタリア-29.76%4.28%
EWPスペイン-29.56%4.62%
ERUSロシア-29.18%10.98%
TURトルコ-28.68%7.39%
EWAオーストラリア-28.49%7.86%
THDタイ-27.99%15.30%
EWU英国-27.89%8.18%
EIRLアイルランド-26.75%11.29%
EWQフランス-26.60%8.20%
ECHチリ-26.06%17.02%
EWSシンガポール-25.60%8.13%
INDAインド-25.41%17.42%
PAKパキスタン-25.06%21.89%
EWKベルギー-23.89%8.11%
PGALポルトガル-23.29%7.43%
UAEUAE-23.23%13.92%
VGKヨーロッパ-22.51%9.01%
EWGドイツ-21.53%13.20%
VWO新興国-21.24%8.03%
EWCカナダ-20.58%14.19%
VEA先進国(米国除く)-20.45%9.51%
VEU全世界(米国除く)-20.32%8.68%
EGPTエジプト-19.95%17.48%
EWY韓国-19.86%14.08%
EWMマレーシア-19.26%4.26%
EWDスウェーデン-18.94%10.34%
KSAサウジアラビア-18.27%6.22%
EWNオランダ-17.90%11.83%
VPLパシフィック先進国-17.76%8.76%
ENZLニュージーランド-17.18%7.58%
VT全世界-16.31%12.46%
EWH香港-15.54%6.59%
EISイスラエル-15.09%13.72%
EFNLフィンランド-14.88%14.43%
EWJ日本-14.16%8.10%
EWT台湾-12.45%11.87%
IVV米国-11.74%14.88%
QATカタール-11.45%8.12%
EWLスイス-10.46%5.48%
MCHI中国-9.99%4.49%
EDENデンマーク-5.78%10.90%

年初来パフォーマンスが特に悪いのはブラジル(-50.31%)、コロンビア(-44.82%)、ギリシャ(-40.28%)、インドネシア(-39.40%)、南アフリカ(-38.00%)、メキシコ(-37.60%)、ナイジェリア(-35.62%)、相対的に良いのはデンマーク(-5.78%)、中国(-9.99%)、スイス(-10.46%)、カタール(-11.45%)、米国(-11.74%)、台湾(-12.45%)、日本(-14.16%)となっています。
 (デンマークが最も被害が小さいですが、これはETFの約1/4を占めるNVO(ノボ・ノルディスク)が年初来で10%近く上昇しているのが大きいです。)

国によって凄まじい差が開いていますね…私はポートフォリオの約2割がロシア(-29.18%)+ナイジェリア(-35.62%)なので相変わらずアンダーパフォームしています。

新興国は約半分が中国・台湾なので3月中旬までは先進国と比べて下落が小さく済んでいましたが、現時点では中国・台湾以外の国々がボロボロなので逆転しています。

過去1ヵ月ではすべての国が上昇していますが、特にパキスタン(+21.89%)、エジプト(+17.48%)、インド(+17.42%)、チリ(+17.02%)、ギリシャ(+15.90%)が大幅に上昇し、マレーシア(+4.26%)、イタリア(+4.28%)、ブラジル(+4.47%)、中国(+4.49%)、スペイン(+4.62%)は小幅にとどまっています。

各国の予想PERとPBR、配当利回り

予想PERとPBR、配当利回りは以下の通りです。(表は予想PERの昇順)

Ticker国/地域Price/
Earnings
Forward
Price/
Book
TTM
Dividend
Yield TTM
NGEナイジェリア3.860.518.41%
ICOLコロンビア5.780.885.17%
PAKパキスタン5.850.814.49%
GVALグローバル・バリュー5.870.734.37%
TURトルコ6.520.784.40%
ARGTアルゼンチン7.590.851.77%
EGPTエジプト7.601.012.57%
ERUSロシア8.600.789.94%
EISイスラエル9.431.352.34%
GREKギリシャ10.780.533.61%
ECHチリ10.921.033.25%
VWO新興国11.081.183.87%
EWZブラジル11.411.424.86%
EIDOインドネシア11.771.322.70%
EWOオーストリア11.800.704.49%
EZA南アフリカ11.921.4918.62%
UAEUAE11.990.734.45%
EPOLポーランド12.020.733.49%
EPHEフィリピン12.051.241.07%
VPLパシフィック先進国12.120.953.17%
EWY韓国12.230.692.52%
VEU全世界(米国除く)12.341.163.65%
MCHI中国12.411.381.55%
EWSシンガポール12.630.946.06%
VEA先進国(米国除く)12.631.133.62%
VGKヨーロッパ13.121.284.02%
EWWメキシコ13.351.304.42%
EWGドイツ13.731.183.12%
EWIイタリア13.820.865.26%
QATカタール13.851.103.99%
EWKベルギー14.021.283.56%
EWJ日本14.111.032.30%
VT全世界14.121.562.61%
EWPスペイン14.490.835.15%
EWCカナダ14.621.392.66%
EWH香港14.621.003.13%
PGALポルトガル14.821.194.42%
EWT台湾15.051.472.71%
EWU英国15.741.185.55%
THDタイ16.401.403.16%
EWMマレーシア16.641.353.43%
EIRLアイルランド16.841.072.80%
EWQフランス17.371.223.25%
KSAサウジアラビア17.411.452.53%
EFNLフィンランド17.641.826.58%
EWAオーストラリア17.881.535.16%
EWDスウェーデン18.011.684.88%
EWNオランダ18.231.683.04%
ENORノルウェー18.541.284.47%
INDAインド18.612.161.24%
EWLスイス19.172.462.02%
IVV米国20.992.652.34%
EDENデンマーク26.362.552.47%
ENZLニュージーランド29.392.003.90%

予想PERをグラフ化してみました。
ナイジェリアはPER3台という破格の安さです。

ロシア

あとはロシアの予想PERが8.60まで上がっているのが気になりますね。

MSCIロシアの予想EPSを見てみると、4/23時点では2016年よりも上にとどまっていますが、原油暴落を受けてかなりの急角度で下落しています。

出典:Yardeni Research, Inc.

STEG(1年先の予想利益成長率)、STRG(1年先の予想売上成長率)、LTEG(5年間の予想利益成長率)は以下のようになっています。現時点では1年後が売上-8.5%、EPS-15.3%、5年間ではEPS+3.9%と予想されているみたいです。

出典:Yardeni Research, Inc.

最後に予想PERの推移です。Morningstarの数字と違ってこちらはまだ5.9と十分低いですね。

出典:Yardeni Research, Inc.



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