S&P500のイールドスプレッドは2012年末以来の水準に


下図はS&P500のイールドスプレッド(米10年国債利回り-S&P500の株式益利回り(PERの逆数))の推移です。
※米10年国債利回りとS&P500の株式益利回りはmultpl.comのデータです。
1960年以降にすると以下のようになります。
2020/5/22現在は-4.06%となり、2012年12月(-4.36%)以来の低水準となっています。

PER単体では割高に見えますが、過去60年間のイールドスプレッドをみるとかなり割安ということになります。

出典:multpl.com

実質長期金利

とはいえ、これは株式が割安というよりは国債が割高になっているだけという面もあります。

実質長期金利(DFII10)は足元では-0.4%程度と非常に低水準です。

出典:FRED

DFII10は2003年以降のデータしかないので、10年国債利回りからインフレ率を引いて長期の実質長期金利をグラフにしてみました。1930年頃はボラティリティが激しいですが、約148年間の平均値は2.30%です。
1960年以降では以下のようになります。この間の平均値は2.31%です。

実質長期金利とゴールド

これはよく知られていることですが、実質長期金利とゴールドの間には強い逆相関性があります。

出典:FRED

直近10年間では以下のようになります。

出典:FRED

名目長期金利はもうほとんど低下余地がないように思えます。

ですが、一部で言われているようにCOVID-19収束後も当面は低金利が続く一方でインフレ上昇というシナリオになると、実質長期金利にはまだ低下余地が残っているはずです。

シーゲル教授の言う通り、拡張的な金融政策がしばらく続くなかで4~5%のインフレが実現すると実質長期金利は-3~-4%となり、ゴールドはまだまだ上昇する可能性もありそうです。
 参考:今回は大きく違う:ジェレミー・シーゲル(The Financial Pointer)


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