リーマンショック時の株式リスクプレミアム
まずは2008/9/12〜2008/12/31のS&P500と株式リスクプレミアムです。リスクプレミアムは9/12の4.40%から11/20には7.83%まで上昇したあと、12/31には6.43%まで低下しました。出典:Musings on Markets |
米10年国債利回りは9/12が3.72%、11/20が3.00%、12/31が2.22%だったので、割引率は9/12が8.12%、11/20が10.83%、12/31が8.65%です。
成長率=4%としたときの適正PERは9/12が24.27、11/20が14.64、12/31が21.51です。
(割引率=米10年国債利回り+株式リスクプレミアム、適正PER=1/(割引率-成長率)
コロナショック時の株式リスクプレミアム
2020/2/14〜2020/7/22のS&P500と株式リスクプレミアムは以下のようになっています。リスクプレミアム※は2/14の4.83%から3/23には6.87%まで上昇したあと、7/22時点では4.99%まで低下しています。※グラフにはERPとCOVID ERP(25% earnings drop in 2020 & 80% recovery by 2024)の二種類がありますが、ここではCOVID ERPのほうを見ています。
出典:Musings on Markets |
米10年国債利回りは2/14が1.59%、3/23が0.76%、7/22が0.60%だったので、割引率は2/14が6.42%、11/20が7.63%、7/22が5.59%です。
リーマンショック時と比べるとかなり低いです。
コロナショック時の各国の株式リスクプレミアム
2020/1/1、4/1、7/1の各国の株式リスクプレミアムは以下のようになっています。出典:Musings on Markets |
米国は5.20%→6.01%→5.23%とほとんど元に戻っていますが、大幅に下落したブラジル(8.16%→11.51%→9.64%)、コロンビアやナイジェリア(10.63%→16.08%→13.32%)は未だにコロナ前よりも大幅に高い水準にあります。
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