サクソバンク証券で受け取った配当を出金するときは注意が必要


サクソバンク証券では、2018年9月〜2020年11月の外国株の配当にかかる国内源泉税20.315%が徴収されておらず、未徴収分を2020年12月28日にまとめて徴収されるというアクシデントがありました。

 過去記事:サクソバンク証券のおかげで人生初の「更正の請求」を経験


現在は正常に源泉徴収されるようになっていますが、少なくとも今のところは実際に徴収されるタイミングが遅れるようなので、受け取った配当を出金するときは注意が必要だと思います。


たとえば2021/1/8に入金があったNGE(グローバルX MSCIナイジェリアETF)の分配金の場合、株式配当金履歴をみると、配当金額が$1,734.70、現地源泉税が$173.47となっており、国内源泉税の記載がありません。



私はよく確認せずに1/8に入金があった162,166円を出金したのですが、その後に口座の現金残高表示が-32,944円とマイナスになりました。


SBI証券など国内ネット証券では現地源泉税と国内源泉税を控除したあとの金額が入金されるのですが、サクソバンク証券では現地源泉税控除後の金額が入金されたあと、後日国内源泉税が引かれる仕組みになっているようで、配当が入金してすぐに出金すると口座残高がマイナスになってしまいます。

(NGEの場合は分配金入金日が1/8、国内源泉税徴収日が1/12でした。ちなみに国内源泉税は株式配当金履歴には記載がなく、入出金履歴に「Japan Withholding Ta」という名目で記載されていました。)


現金残高がマイナスになっても出金依頼がキャンセルされるだけかもしれませんが、配当を受け取ったあと出金したい場合は国内源泉税が徴収されるのを待ってからのほうが良さそうです。




よろしければ応援クリックお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

コメント