幻覚剤関連企業に投資できるPSYK(Horizons Psychedelic Stock Index ETF)というETFの存在を知りました。
日本では幻覚剤は違法ですが、マジックマッシュルームに含まれるシロシビン(サイロシビン)や麻酔薬ケタミン等の幻覚剤には抗鬱作用があるそうで、新しいメンタルヘルス治療として注目されているようです。
どういう仕組みで抗鬱作用があるのかはよく分かりませんが、幻覚剤は古くからシャーマンの儀式に使われたりしていましたし、一昔前はLSDを自白剤として使っていたみたいな話も聞くので、うまく使えば重度の精神疾患を治したりもできそうな期待が持てますね。
PSYK(Horizons Psychedelic Stock Index ETF)構成銘柄
PSYKはカナダETFなので国内ではたぶん投資できませんが、構成銘柄は以下のようになっています。
知らない銘柄ばかりかと思いきや、JNJとABBVが紛れ込んでいます。2銘柄は実は幻覚剤関連企業でもあったんですね!
調べてみたらJNJはケタミン由来のスプレー式点鼻薬「Spravato(エスケタミン)」を販売しているそうです。
FDAは3月、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が製造するケタミン由来のスプレー式点鼻薬を承認したが、抗うつ薬としては1980年代後半に米国で発売されたプロザック以来の新薬となる。麻酔剤のケタミンは通称「スペシャルK」として知られ、パーティーで乱用されることの多い薬物だ。
見た目は普通?の点鼻薬ですね。「The treatment regimen with Spravato is 2 times a week for four weeks, followed by 1 time a week for four weeks.」だそうです。
出典:Complete Ketamine Solutions |
米国に上場しているのはCMPS(COMPASS Pathways PLC ADR)と4位のSEEL(Seelos Therapeutics)です。
組入首位のCMPSは2020年9月にIPOしたばかりでまだ売上高ゼロですが、シロシビンを有効成分とする抗うつ薬COMP360を開発しています。手軽に使えそうなケタミン点鼻薬と違って6〜8時間のセッションって結構長いですね。
出典:COMPASS Pathways |
SEELはSLS-002(鼻腔内ラセミケタミン)で、JNJと似たような感じですかね。
出典:Seelos Therapeutics |
個人的には売上高ゼロかつ1セッション6〜8時間というのがどうなのか未知数ですがCMPSが一番気になります。
時価総額16億ドル程度であと2〜3年は承認されないのでどうなるのか分かりませんが、幻覚剤治療にはとても興味があるので応援的な意味合いを込めて少しだけ買ってみても面白いかもと思っています。
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