アルファベットの議決権ディスカウントが正常化へ


アルファベット株は議決権ありのクラスA株(GOOGL)と議決権なしのクラスC株(GOOG)の2種類が上場しており、本来は議決権の価値の分だけ株価はGOOGL>GOOGとなるはずです。

(ただし、アルファベットは創業者が1株あたり10の議決権が付与されているクラスB株を保有して議決権を確保しているため、GOOGLの議決権にはほとんど意味がありません。)


自社株買いの対象が議決権なしのクラスC株(GOOG)のみであったため、2020年頃からは議決権ディスカウントが常態化していましたが、2021/7/22の取締役会でクラスA株(GOOGL)も自社株買いの対象とすることが決定されたため、一気に正常化に近づいています。

 過去記事:アルファベットの議決権ディスカウントが過去最大規模に

6月中旬以降は-4%前後でしたが、足元では-0.5%程度まで戻っています。


2018年頃までは発行済株式数が増えていたので、議決権プレミアムが当時のような水準まで戻ることはないと思われますが、自社株買いプログラムにクラスA株が追加されたことで今後どれくらいの水準に落ち着くのか気になっています。


出典:Macrotrends




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