投資が必要そうな国ほど家計金融資産に占める現預金比率が高い不思議


下グラフは世界各国の家計金融資産に占める現預金比率(2020年時点)を降順に並べたものです。

データ:OECD

エルドアン政権下の高インフレに悩まされているトルコを筆頭に投資で自己防衛を考えたほうが良さそうな国のほうが現預金比率が高くなっているように思えます。


株式と投資信託を足した比率は以下のようになっています。

データ:OECD

株式・投信比率は電子国家として有名なエストニアが突出して高く、日本が最下位です。そして高福祉なイメージのある北欧諸国は現預金比率が低く、株式・投信比率が高めです。


全体的な傾向として高所得国ほど現預金比率が小さいのかなと思い、一人当たりのGDPと現預金の関係を調べてみましたが、高所得の割に現預金比率が低いルクセンブルクやアイルランド、低所得の割に現預金比率が高いラテンアメリカ(コロンビア、メキシコ、チリ、ブラジル)等、当てはまらない国がかなり多いです。



暗号資産の普及度は素直に自国通貨が不安定な国が上位にランクインしていますが、家計金融資産に占める現預金比率は割と不思議な感じがします。


出典




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