フィデリティはマイニングやカストディ事業に早くから参入していたり、最近では確定拠出年金でビットコインに投資できるようにしたりとか、色々ビットコインに強気なイメージがありますが、ビットコインについて分かりやすくまとめられているレポートも出しているようです。
ビットコインをほかのデジタルアセットと区別して考える必要がある理由。
参考:Bitcoin First:Fidelity Digital Assets(PDF)
伝統的な手法ではフェアバリューが測れないビットコインのバリュエーション。
参考:Valuing Bitcoin:Fidelity Digital Assets(PDF)
供給面だけに着目したS2Fモデルからはこのところかなり下方乖離していますが、過去のビットコイン価格とアドレス数から導き出したモデルでは28,036ドルとなるそうで、現在価格とほぼ同じくらいになっています。
(最近、ゴールドに対するボラティリティ比率から算出したフェアバリューが38,000ドルとかいうのもあった気がします。)
出典:Fidelity Digital Assets |
CBDCがビットコインと競合するという珍説
ところで、数あるビットコイン批判のなかでも個人的にナンセンスだと思っているのが「CBDCがビットコインと競合するのでやがて存在意義を失う」みたいな珍説です。
ステーブルコインとかリップルと競合するとか、民間銀行を介さない直接型のCBDCが民間銀行を駆逐するとかだったら分かりますが、ビットコインの価値は検証可能な希少性、検閲耐性、トラストレス、パーミッションレス…といったところにある訳で、真逆のCBDCとは競合しえないと思うのですが。
ピクテはゴールド推しっぽい感じですが、ビットコインは好みではないようです。
(このグラフは法定通貨の金利が無視されているので、短期国債に投資していた場合と比較したほうがフェアな気がします。)
出典:ピクテ |
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