資産価格が下落するとFIRE民が労働市場に戻ってきて労働参加率が上がるみたいな話が一時はありましたが、今のところはまだ低迷中でコロナ前の水準まで戻る気配がありません。
非労働力人口は9,981万人でコロナ前より300~400万人程度多くなっています。
25-54歳の労働参加率はコロナ前の水準近くまで戻しているので、55歳以上のFIRE民は資産価格がちょっと下がったくらいでは労働市場には戻ってくるつもりがないだけなのかもしれませんが、非労働力人口増加の一部はLong COVID(コロナ後遺症)の影響もありそうな気がします。
(ちょっと前にはイギリスで200万人がLong COVIDに苦しんでいるみたいな記事もありましたし…)
多くは大した症状ではなかったとしても、どれくらいの期間で治るのかとか治療法とかもまだきちんと分かっていなさそうですし、コロナの収束も当分はありえなさそうなのでLong COVIDによる非労働力人口増加→中長期的なインフレ圧力は地味に大きいのではと思っています。
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