全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりもチャイナリスクのほうが気になる


インデックス使用料を除くとVTすら下回る超低コストのTracersオールカントリーが話題です。


あらゆるモノの値段が上昇していくなかでインデックス投信のコストだけはデフレスパイラルが続いていますが、個人的には全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりも約3.6%のウェイトを占める中国のほうが気になります。


出典:MSCI

私はここまで低コスト化が進んだ今ではもう多少のコスト差はそれほど気にとめていませんが、全世界株投信は脳死で積み立てていくにはチャイナリスクが結構気になります。


ウクライナ侵攻によって指数から除外されたロシア株は30ベーシスポイントとかそのくらいだったので信託報酬がちょっと高くなったくらいのレベルでしたが、中国はウェイトが高すぎるので仮に台湾侵攻で指数から除外されたうえに台湾企業が接収されたりするとダメージが大きすぎます。


まあロシアに対して行われているのと同じくらいの経済制裁を中国に対してはできないと思いますし、指数からの除外もロシアみたいにはならないのかもしれませんが、何が起こるかはわからない世の中なので全世界株投信だけを脳死積立していれば安心という訳でもなさそうに感じます。


脳死積立用に西側から制裁を受ける可能性がなさそうな国のみで構成されたチームアメリカインデックスみたいな低コスト投信が爆誕してほしいです。実質的に先進国株インデックスと変わらないか…




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