直感的にも受け入れやすい話として、家計金融資産の株式比率と将来のリターンは逆相関であるというものがあります。
過去記事:家計金融資産の株式比率が上昇すると将来のリターンは低下する
久しぶりにS&P500の実質トータルリターンとあわせてグラフ化してみました。家計金融資産の株式比率は前回確認したときよりはやや低下していますが、2019年Q4と同水準でITバブルのピークよりは低いもののサブプライムバブルのピークを上回っています。
直近(2023Q1)の家計金融資産の株式比率は36.82%なので、この散布図の近似線から計算すると将来10年間の実質リターン(年率換算)は-1.1%ということになります。
前回(2021Q1)の株式比率は40.25%、将来10年間の実質リターンは-3.5%だったので若干改善していますが、未だにマイナス圏にあります。
Research Affiliatesでは1.6%(2023年6月末時点)、GMOは将来7年間の実質リターンが-2.6%(2023年6月末時点)なので、家計金融資産の-1.1%はだいたい中間くらいですね。
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