Metaによる巨額投資が報じられたScale AIのAlexandr Wang氏は「人間の神経の可塑性は最初の7年間がピークなので、BCIが成熟してから子どもを持ちたい」と発言しているそうです。
幼少期にニューラリンクみたいなBCIを埋め込めば大人にはできない形でネイティブに扱えるみたいな考え方なんだそうで。そのあたりも急速に技術が進化すれば解決可能なのでは?という気もしますが、Scale AIのCEOがそう考えているなら超えられない壁的なものが何かあるんでしょうかね。
私はBCIみたいなのに興味がありますし、できれば生きているあいだにマインドアップロードが実現すればいいなあと切に願っているのですが、いまの高齢者だと彼らが生きているあいだにはそこまでいかないでしょうし、社会保障面でいくら得しているとしても全然羨ましいとは思えないです。
よく中世の王侯貴族よりも現代の一般庶民のほうが比にならないほど恵まれているみたいな話を聞きますが、AGI後の世界はもっと凄まじい差が開くのは確実です。
たとえばレイ・カーツワイル氏はマインドアップロードすごくやりたいんだろうなと思いますが、いま77歳の人の場合は老化を遅らせる技術が凄まじい勢いで進歩していってその恩恵をフルに受けたとしても、マインドアップロードに間に合うかどうかはちょっと微妙なところなんじゃないかと思います。
逆に今生まれたばかりとかこれから生まれてくる子供の場合、BCIとかマインドアップロードみたいな技術にも余裕で間に合うはずです。さらに近いうちのAGIを前提にすると、たぶん従来の意味での労働みたいなものを一度も経験することなく生きていくことができるはずで、これは私にとっては特に羨ましい点です。
人類絶滅リスクも無視できないですし、何らかの理由でAGIが遅くなった場合には現在の日本は持続不可能に思えるのでポジティブな世界になるとは限りませんが、選べるのであれば今の高齢者よりは断然これから生まれてくる子供のほうが良いと思います。
世の中には労働を生きがいにしている人たちもいるようなので、そういう人にとってはたぶん楽しくない世界なんだろうなと思いますが、私は学生の頃から将来的には機械が労働を代替するみたいな世界に憧れていたのでどうなろうとめちゃくちゃ歓迎していますし、見届けるのを楽しみにしています。
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