最近はパンデミック前と今では1億円の価値が全く違っているみたいなのをよく見かけるようになりました。
こういうことを言う人のなかには「当時インデックス投信に投資していれば今頃は○倍になっているので、その増分だけ日本円の価値は薄まった」みたいに捉えている人が結構多そうな印象があります。
たしかに当時と今では日本円の価値は相当低下しましたが、CPI総合ベースでは10%程度、CPI食品でも30%程度、ドル円とか実質実効為替レートでも30%台半ば程度になるはずで、インデックス投資みたいなリスクプレミアム込みのリスク資産で購買力を測ろうとするのは極端すぎると思います。
こういう風潮は結構強い気がしていて、投資を根本的にゼロサムゲームみたいに思い込んでいる人って相当多いんじゃないかなと思うんですよね。インフレ調整後でも株価は大幅に上がっているので素直に購買力が増えたと捉えたら良いのではと思うのですが、資産が増えている人が多かったら価値がないみたいな風潮を感じます。
ゴールドとかビットコインが上昇していることについても「法定通貨の価値が落ちているだけ」みたいに言っている人ってかなり多い気がするんですが、これも株式と同程度かそれ以上に高ボラの資産で購買力を測るのは無理があると思います。この考え方をすると逆にゴールドとかビットコインとか株式が暴落したらめちゃくちゃ現金の購買力が上がったみたいになってしまうので。
とはいえ全員がインデックス投資万歳でバリュエーションは一切見ずに脳死積立を続けていると株式リスクプレミアムが圧縮されて期待リターンが下がっていく可能性はありそうなので、そういう意味ではゼロサム要素もあるとはいえそうですが…
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