デジタルゴールドとフィジカルゴールド



早期AGI到達を期待というか信奉している筆者からすると、ゴールドはやがて希少性が失われると思っているので断然ビットコイン派です。


いつだったかイーロン・マスク氏が人工的に希少性を保っているもの以外は最終的に実質無制限に手に入るようになるので価値を失うだろうみたいな雰囲気のことを言ってたと思うんですが、そういう目線でみると宇宙とか海水とかには現在の地上在庫からすると無限といっていいくらい大量に存在しているのがわかっているゴールドはあまり好きになれないんですよね。あとそれを無視しても年1%台半ばくらいは希薄化し続けますし。

 過去記事:私たちが生きている間にゴールドの希少性は保たれるのか


当然ビットコインも完全に価値を失う可能性はありますが、人工的に作られたものであるが故に何かあればその度にアップデートしていけば物理的なゴールドよりも長く価値を維持できるのではと考えています。


ただ、最近注目を集めている量子コンピュータの場合、楕円曲線暗号が破られるようになっても量子耐性暗号に移行すれば問題ないとはいえ、これは保有者が自分で量子耐性アドレスに資金を移動させないといけないので、何も考えずに保管しておけばいいだけのゴールドに比べるとこの点では明確に劣っているんですよね。


以前であればビットコインの楕円曲線暗号を破るような量子コンピュータは最低でも数十年はないみたいな意見が主流だった(はず)なので一切ニュースも無視して脳死ホールドで問題なさそうと思っていたのですが、最近はもっと早くなっている雰囲気なので定期的に調べて自分で対応しないといけないのは人によっては結構面倒かもしれません。個人的にはこれくらいは問題ないと思っていますが。


まあ量子コンピュータを乗り越えても認知能力が落ちたらセルフGOXするリスクが無視できなさそうなのでただ物理的な延べ棒を持っておけばいいだけのゴールドと比べるとやっぱり弱いところもあるなあと最近は改めて思っています。現物ETFとか取引所ならそういうリスクがないとはいえ、ゴールド現物対比のゴールドETFと同じで良さが大幅減すると思うので微妙ですし。




よろしければ応援クリックお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

コメント