ゴールド時価総額の対全世界GDP比率は金本位制時代の水準に


個人的にゴールドとかビットコインみたいなSoVは対全世界GDP比率で測るのが直感的にもな得しやすくてよく見ています。

今年5月にはこの比率は1980年のピークを完全に上回っていて加熱感ありすぎでは?って思っていたのですが、そこからも価格上昇は続いており、とうとう足元では27%(ゴールド時価総額$31.4 T/全世界名目GDP$117 T)まで来てしまいました。
 過去記事:金本位制時代の対GDP比のゴールド時価総額を概算してみる

精度は怪しい自家製グラフではこんな感じです。上昇角度が異常ですね…
1980年のピークは完全に上回り、1850年頃の金本位制時代の水準(ただし自作の推計値なのでかなり幅はあるはず)になっています。

シルバーもハント兄弟買い占めのときみたいなバブル的急騰になっていますし、今年は貴金属が法定通貨が滅びるのかと思うくらいの異様な上がり方をしていますね。シルバーの時価総額はアップルとアルファベットの間まできているので逆に両者がめちゃくちゃ割安に感じます。

今年は全く奮わないビットコインも時価総額ではゴールドの5.5%まで落ちており、よくあるゴールドのX%までくると何万ドルみたいな上値余地が無限に上がり続けています。

このまま法定通貨が死に続けて無限にゴールドが上がり続けるのか、どこかで法定通貨の逆襲がきて2000年前後みたいな冬が訪れるのか、そして不甲斐ないビットコインはゴールドのシェアを奪うことができるのか…色々目が離せません。



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