下のグラフは1950年以降のS&P500のチャートです。データはYahoo Financeのものを使いました。ちなみに今回のグラフに使用しているのはすべて月次データです。
超長期のチャートは最初のほうが小さく、最後のほうが大きく動いているように見えてしまいますが、対数表示にすると以下のようになります。
2008年のリーマンショックや2000年のITバブル崩壊、1987年のブラックマンデーなど、何度か暴落が起きていますが、株価はすぐに回復してキレイな右肩上がりが続いています。ITバブルはさすがに行き過ぎのように見えますが、基本的にどこで買っても間違いではなかったんだなと思えますね。
次は米国株と日本株のチャートを比較してみます。S&P500と比べるには同じ時価総額加重平均型株価指数のTOPIXを使うのが適切だと思いますが、Yahoo Financeでは日経平均のデータしかなかったので代用しました。期間は1984年以降で、比較のために1984年1月=100としています。
S&P500の圧勝です。しかし、1973年に変動相場制になってからのドル円はずっと円高ドル安方向に進み続けてきたので、米ドル建てS&P500と日本円建て日経平均を比べるのはアンフェアです。
下のグラフでは為替の影響をなくすために、S&P500を円換算しました。ドル円は日銀のデータです。
円換算してもやはりS&P500の圧勝です。日経平均はバブル時に上がり過ぎたので、この期間のチャートをみる全然魅力的じゃないですね。
最後は比較期間をリーマンショック直前の2007年5月~2017年3月のグラフです。
今度はかなり良い勝負になりました。S&P500が勝っているのは同じですが、リーマンショックでの下落率は日経平均のほうがやや小さいです。
日経平均はリーマンショックで直近高値から約57%下落しましたが、円換算S&P500は約65%下落しています。株価が暴落するときは急激に円高になるので、円換算したS&P500の下落率も激しくなってしまいます。
リーマンショック級の大暴落がくると想定すると、私の場合は株式資産が約1,000万円なので、これが約350万円になるのを覚悟しておかないといけないですね。
実際にここまで資産が減るとかなりストレスだと思いますが、暴落はその後の高リターンに繋がるはずなので、喜んで追加投資と配当再投資に励むことができるよう、頭のなかでシミュレーションをしておきたいと思います。
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