肥料(カリウムとリン)への投資②


前回(過去記事:肥料(カリウムとリン)への投資①)の続きで、、今回は気になっているPOT(ポタッシュ・コープ・オブ・サスカチュワン)とMOS(モザイク)についてです。

POTはAnnual Reportによるとカリウム生産では世界シェアの20%を占めているようです。

カリウムは英語ではポタッシュ(Potassiumの俗称)と言うんですね。英語がよく分からないので、グローバル・ポタッシュ・キャパシティという意味が最初理解できませんでした。

(2015 Annual Integrated Reportより)

肥料消費量の長期的な成長率の予想は、カリウムが2.5~3.0%、窒素が1.5~2.0%、リン酸が1.5~2.5%だそうです。(参入障壁はカリウム>リン>窒素の順)
POTの粗利はカリウムが58%、窒素が31%、リンが11%で、カリウムの割合が多いです。

POTは去年カナダのアグリウム(AGU)と合併を発表したようで、POTの株主は1株につき新会社の0.4株を、AGUの株主は2.23株を取得することになっているそうです。

ちなみにPOTはカナダ企業なので、配当の外国源泉課税は15%みたいです。
モーニングスターでは配当利回り3.67%になっていましたが、税引き後だと2.49%になってしまいますね。

MOSのAnnual Reportは文章ばかりでわかりやすいグラフがなかったので挫けてしまいましたが、リン生産ではMOSが最大手だそうです。
機械翻訳がもっと進化してくれると嬉しいのですが、自分でも少しは読めるようになりたいです。

下のグラフはPOTとMOSのフリーCFとROE、ROA、営業CFマージンの推移です。
データ元はモーニングスターです。











参入障壁が高いカリウムが主力のPOTのほうが高収益のようですね。







POT、MOSともにこの数年で配当が大きく増えていますが、POTは去年、四半期の配当を$0.38→$0.10に減配、MOSも年間配当が$1.10→$0.60に減配したようです。
安定した配当は期待できなさそうですね。

肥料相場は今後も変動が激しそうですし、とりあえず両方を買っておこうかと考えています。
保有銘柄数は既に35で個々の銘柄をきちんとチェックするのは不可能な数になってしまっていますが、経験が浅いうちは銘柄数が少ないと何となく不安になるので、今後必要に応じて銘柄数を減らしていけばいいかなと思います。




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