ビリオネア指数というのは、フォーム13Fを基に10人のビリオネアの保有銘柄から選ばれた米国中型・大型株30銘柄(均等加重)で構成されるそうです。
アメリカには色々なETFがあって面白いですね。
フォーム13Fを私はよく知りませんでしたが、これは1億ドル以上の運用資産がある機関投資家に義務付けられているもので、四半期毎の末日から45日以内にポートフォリオを所定の様式(フォーム13F)でSECに届けないといけないそうです。
フォーム13Fで公開される情報は買いポジションだけなので売りポジションは分かりませんし、最大45日遅れている情報なので、単純にこれを買ったらビリオネアと同じパフォーマンスを得られる訳ではありませんが、銘柄選択の参考には良いのかなと思いました。
IBLNは現在、以下の30銘柄で構成されているようです。
銘柄名 | ティッカー |
アップル | AAPL |
アッヴィ | ABBV |
アラガン | AGN |
エーアイジー | AIG |
アマゾン・ドットコム | AMZN |
アクティビジョン・ブリザード | ATVI |
ブロードコム | AVGO |
バクスター・インターナショナル | BAX |
チャーター・コミュニケーションズ | CHTR |
ダラー・ツリー | DLTR |
ダウ・ケミカル | DOW |
イーベイ | EBAY |
フェイスブック クラス | FB |
フリーポートマクモラン | FCX |
ゼネラル・ダイナミックス | GD |
ゼネラルモーターズ | GM |
アルファベット クラスC | GOOG |
アルファベット クラスA | GOOGL |
ケロッグ | K |
モホーク・インダストリーズ | MHK |
マイクロソフト | MSFT |
プライスライン・グループ | PCLN |
プロクター・アンド・ギャンブル | PG |
ペイパル・ホールディングス | PYPL |
コンステレーション・ブランズ | STZ |
トランスダイム・グループ | TDG |
タイムワーナー | TWX |
ビザ | V |
ゼロックス | XRX |
ヤフー | YHOO |
この中で私が保有しているのはGOOG、MSFT、PGの3銘柄のみで、知らない銘柄も多いです。
セクター別では情報技術の比重が大きいようです。
モーニングスターによると、売買回転率(Annual Turnover)が120%になっていたので、1年足らずでIBLNの銘柄はすべて入れ替わってしまうようですね。
ちなみに下記の記事によると、ETFの株式売買委託手数料はETF会社ではなくサヤ取り業者が自腹で負担していて、また運用の段階ではキャピタルゲインが発生しない仕組みだそうなので、売買回転率が高いと手数料と税金でETFのパフォーマンスが落ちるということはないようです。
(外部リンク:「【海外ETF】ETFとは? きわめてカンタンな投資対象」、「【海外ETF】ETFの仕組み」)
IBLNは2014年に上場したばかりなので長期的なパフォーマンスは不明ですが、上場以降はS&P500に負けています。
信託報酬は0.65%と高めですし、配当利回りも1.34%と低いので直接このETFを買うことはないと思いますが、ときどきチェックしてビリオネアの保有銘柄を参考にしようと思います。
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