ちなみに私が保有している銘柄ではHRL(ホーメル・フーズ)1.92%のやMKC(マコーミック)の1.87%など、S&P500と同じ1%台のものもありますが、基本的には高配当利回りの銘柄が多いので、ポートフォリオ全体の配当利回りは3.47%です。
S&P500の配当利回りの推移
(S&P500の配当利回りの推移 multpl.comより)
配当利回りの最高値は世界恐慌時の13.84%、最低値はITバブル時の1.11%、平均値4.38%、中央値4.32%です。昔の米国株は配当利回り高かったんですよね。何よりも世界恐慌時に配当利回り13.84%というのが凄いです。
もし当時に1,000万円でS&P500を買えていたら、配当収入だけで税引き前138万円です。資産1,000万円だけで年間税引き後配当収入100万円という私の目標をほぼクリアできてしまいます。しかも配当は年率6%弱で増加していくので、元本に手を付けずに配当だけで生活すれば、配当収入はだいたい12年で2倍になります。当時の人がうらやましいです。
S&P500の配当の推移
(S&P500の1株当たり配当の推移 multpl.comより)
S&P500の増配率の推移
(S&P500の増配率の推移 multpl.comより)
増配率は最大値は2012年月の18.25%、最低は2009年12月の-21.07%、平均値は5.86%、中央値は5.92%です。現在は5.33%で、2012年のピーク以降の成長率は右肩下がりです。
過去のS&P500はだいたい配当利回り4.3%、増配率5.9%というのが平均的だったようですが、今は配当利回り1.92%、増配率5.3%なので、かなり割高感があるように思えます。
配当再投資で資産を増やしていきたい私としては昔のような水準まで上がって欲しいと思いますが、グラフをみると長期的に配当利回りは右肩下がりに見えます。
S&P500のPERの推移
(S&P500のPERの推移 multpl.comより)
PERも平均値15.64、中央値14.65ですが、2000年以降は昔に比べて高い状態が続き、現在は26.71です。
配当利回り、PERをみると最近は常に割高な状態が続いているように見えるので、同じ配当再投資をするにしても、将来のリターンは今までよりも悪くなってしまうのかもしれません。
当ブログの一番最初の記事(過去記事:アーリーリタイア目標)では、期待リターンを6.5%と5%でシミュレーションを作りましたが、次回は期待リターンを引き下げて考えてみようと思います。
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