WBKはオーストラリアの四大市中銀行の一つです。時価総額は$748億で、日本の銀行でいうと、三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループの中間くらいの時価総額になるようです。オーストラリアは人口2,400万人程度ですが、銀行の規模は大きいんですね。
配当利回りは6.0%(過去5年平均は5.9%)と高く、オーストラリア株のADRなので現地源泉税が非課税です。今回はNISAで購入したので、配当は完全非課税で受け取ることができます。私が保有しているHSBCも現地源泉税がゼロの高配当株です。
業績は以下のようになっています。
オーストラリア政府は先日、予算案に大手銀行を対象とする新銀行課税を盛り込み、その影響でWBKの株価は9%近く下落しています。
新銀行課税によって、2017年9月30日までの今年度下期で約6,500万豪ドル、年間では2億6,000万豪ドルの費用が掛かってしまうそうです。これは2016年の配当の約4.3%に相当するとのことです。
(引用元:Westpac Takes $260 Million Hit From New Bank Tax)
WBKは元々保有していて、去年売却した銘柄です。売却後にオーストラリア株は現地源泉税が非課税ということを知り、下がったら買い戻したいなと思っていました。新銀行課税は打撃ですが、ちょうど大きく下げたところだったので買ってみました。
下のグラフはWBK、グローバル銀行、S&P500のトータルリターンの比較です。
グローバル銀行は過去10年で-8.6%、過去15年で-1.7%とマイナスでしたが、WBKは過去10年で5.4%、過去15年で10.1%と高リターンでした。
下は過去10年の株価推移です。
リーマンショック時には$10を割るくらいまで下落し、2013年4月には$35まで上昇していました。高配当は魅力なので、今後、$20以下になったら買い増ししようかなと考えています。
よろしければ応援クリックお願いします
ロナルドリードさん。こんにちは。
返信削除6月末までに仕込む銘柄で金融株はおいしいみたいです。
モーサテで、SMBCの尾坂さんによると6月末頃にFRBのストレステストの結果が出るそうです。
それと同時に、FRBによる自社株買いや増配の許可が出るみたいです。
このニュースからすると、株主還元に積極的で、金融危機に上手く乗り切った金融株がいいかなと個人的に思ってます。
(金融危機は、一番のストレステストだったと思ってます。)
候補はWFC、USB、JPMあたりですかね〜。金利の下落局面が来たらUSBを買い増し検討中です。USBは個人的に一番お気に入りです。
7月初旬に高騰するのかな?と期待をしている自分もいるしいや短期勝負はダメ!っていう自分もいます。(笑)
フィリップグレアムさん、こんにちは。
削除短期でタイミング投資は難しいですよね…噂で買って事実で売る、的な感じでしょうか。私は慣れないことをすると天井で買ってしまって損失になりそうです(笑)
私が保有しているのは配当目当てのHSBCとWBKだけなので米銀行株は分かりませんが、USBはリーマンショック時のEPSの落ち込みも小さいですし、一番安定してそうですよね。
ロナルドリードさん。こんにちは。
削除USBはリーマンショックの時も純受取利息自体は、伸びています。
ただ、貸倒れ引当金引当金を大きく取っているのでEPSは、凹んでます。
自己資本も傷んでなかったし、自己資本の強化の一環で、減配していると思います。
自己資本のところは、10-Kを深読みしてないんで推測です。すみません。
規模は、WFCのより劣りますが、純金利マージン、経費率、ROEは、WFCより良く銀行株では超優秀です。
貸付と金融サービスで、自己勘定トレードはほぼありません。
利益の70%を株主還元すると最近10-Kにはあります。
半分は、自社株買い残りを配当です。つまり利回り×2が株主利回りです。
フィリップグレアムさん、こんにちは。
削除USB、2016年でも純金利マージン3%もあるんですね。
米銀行株を買うならWFCかなと思っていましたが、USBのほうが良い気がしてきました。
USBもバフェット銘柄ですし、伝統的な商業銀行で自己勘定トレードがほぼないというのも安心感ありますし・・・