漏れがあるかもしれませんが、SBI証券で購入可能なバリュー株ETFは下表の9銘柄です。一番下のVTIは米国株式市場全体に投資できるETFで、比較用です。
経費率 | 純資産額 ($10億) | 配当利回り | ||
MGV (バンガード・米国メガキャップ バリュー ETF) | 超大型バリュ―株 | 0.07% | 1.63 | 2.49% |
VTV (バンガード・米国バリューETF) | 大型バリュー株 | 0.06% | 30.27 | 2.41% |
VONV (バンガード・ラッセル1000バリュー株ETF) | 大型バリュー株 | 0.12% | 1.03 | 2.28% |
VOOV (バンガード・S&P500バリューETF) | 大型バリュー株 | 0.15% | 0.71 | 2.13% |
VOE (バンガード・米国ミッドキャップ・バリューETF) | 中型バリュ―株 | 0.07% | 7.28 | 1.96% |
VBR (バンガード・米国スモールキャップ・バリューETF) | 小型バリュ―株 | 0.07% | 11.08 | 1.82% |
VTWV (バンガード・ラッセル2000バリュー株ETF) | 小型バリュ―株 | 0.20% | 0.17 | 1.59% |
IVOV (VG S&P ミッドキャップ400 バリュー ETF) | 中型バリュ―株 | 0.20% | 0.65 | 1.33% |
VIOV (バンガード・S&Pスモールキャップ600バリューETF) | 小型バリュ―株 | 0.20% | 0.21 | 1.31% |
VTI (バンガード トータルストックマーケットETF) | 米国株全体 | 0.04% | 77.99 | 1.86% |
まずは過去3、5、10年のトータルリターンの比較です。
過去3年ではVTI(米国株全体)が最高、VTWV(小型バリュー株)が最低でした。
過去5年ではVOE(中型バリュー株)が最高、VTWV(小型バリュー株)が最低でした。
過去10年ではVTIを含めて4銘柄のデータしかありませんでしたが、VOE(中型バリュー株)が最高、VTV(大型バリュー株)が最低でした。VOE、VBR、VTIはほぼ横並びです。
ジェレミー・シーゲル著「株式投資 第4版」によると、企業規模とPBRに基づく5グループ(割安~成長)に分けた株式リターンは以下のようになっています。
バリュー(割安)株のリターンはグロース(成長)株を上回っていて、特に小型株ほどその差が大きくなっていることが分かります。時価総額が小さい小型株は大型株よりも高リターンになりやすい「小型株効果」というアノマリーが知られていますが、小型株でもグロース株は低リターンのようです。
この長期データをみると小型バリュー株を買いたくなりますね。小型バリュー株はVBR、VTWV、VIOVの3つがありますが、このなかでは経費率0.07%で純資産額も大きいVBRが一番良さそうです。
また、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」では、バリュー戦略として、BRK.B(バークシャー・ハサウェイ)への投資も推奨しています。
(過去記事:ジェレミー・シーゲル教授の推奨ポートフォリオ)
私は配当金生活が目標なので、無配当のBRK.Bは今まで選択肢にしていませんでしたが、今後数年のうちに配当を開始する可能性もあるそうです。
有配株を買って配当を再投資するよりは、無配株を保有し続けたほうが無駄な税金がなくて効率的です。無配株でも現金が必要になれば必要なだけ売ればいいので実際は問題ないはずですが、アーリーリタイアの計画を立てる上では配当を出してくれたほうが簡単なので嬉しいです。
小型バリュー株ETFのVBRも良いですが、配当を出すならBRK.Bも魅力的です。無配当のBRK.Bのことは今まで一切調べてこなかったので、一度調べてみたいと思います。
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