SBI証券vsマネックス証券(米国株)


前々回の記事(米国株をマネックス証券からSBI証券に移管)でも書いた通り、保有する米国株をマネックス証券からSBI証券に移管します。

私は現在、SBI証券とマネックス証券の両方を利用していますが、どちらか一方しか利用したことがない方には参考になるかなと思い、今回は両社のサービスの比較をしてみました。


SBI証券マネックス証券
取引手数料
(1約定当たり)
約定代金の0.486%(税込)
(最低5.4ドル~最大21.6ドル)
為替手数料
(1ドル当たり)
25銭
※住信SBIネット銀行経由で15銭
外貨積立では5銭     
25銭
NISA買付手数料海外ETFのみ無料全額キャッシュバック
決済方法円貨決済
外貨決済
外貨決済のみ
注文方法指値のみ成行・指値・逆指値
条件付き注文(OCO、連続注文)
注文有効期間最長15米国営業日最長90日間
その他貸株サービススマホ向けアプリ
ゼロETF
まず、取引手数料と為替手数料は両社とも同じです。ただ、SBI証券は住信SBIネット銀行を経由することで、通常は1米ドル当たり15銭、外貨積立だと5銭の低コストにできます。
(過去記事:住信SBIネット銀行、外貨積立の為替コスト引き下げ

NISA口座での買付手数料については。SBI証券では海外ETFのみ無料になりますが、マネックス証券では個別株、海外ETF両方の手数料が全額キャッシュバックされます。NISAで個別株を買いたい場合はマネックスのほうがお得です。

決済方法はマネックス証券では外貨決済のみなので事前に為替取引が必要がありますが、SBI証券では円貨決済に対応しているので、 為替取引のタイムロスがありません。

注文方法はSBI証券は指値のみですが、マネックス証券は多彩です。

注文有効期間は、SBI証券が最長15米国営業日に対して、マネックス証券は90日間と長いです。私は給料日のうちに買うので注文期間が短くても不便は感じていませんが、安値を待ってから買いたいという方は注文期間が長いマネックス証券のほうが便利かもしれません。また、マネックス証券では時間外取引(プレマーケット、アフターマーケット)が可能です。

その他のサービスとしては、SBI証券では貸株サービスがあります。貸株には、①信用リスク(借入者(SBI証券)、貸出先が倒産したときに返ってこない可能性)、②配当金が雑所得(総合課税)扱いになる可能性、という2つのデメリットがあります。私の保有銘柄の貸株金利はすべて0.01%と低く、信用リスクと釣り合っていないと思うので今のところは利用していません。

ただ、 今回、マネックス証券からSBI証券に移管予定のBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の貸株金利は現在0.30%と高めなので、移管後は貸株金利が高い銘柄だけ試してみようかなと考えています。

マネックス証券では、「トレードステーション米国株 スマートフォン」というアプリを使えば、スマホで米国株取引ができます。SBI証券の「HYPER 株アプリ」は日本株のみで米国株には対応していないため、手軽に米国株取引をしたい場合はマネックス証券が便利だと思います。

ゼロETFは、ウィズダムツリーETF28銘柄の売買手数料(税抜き)が全額キャッシュバックされる、というサービスです。
(過去記事:ウィズダムツリーETF

また、前々回の記事のコメントでご質問いただいたのですが、保有外国株の残高を確認する画面では、マネックス証券は前々営業日の取引終了時点の株価が表示されるのに対して、SBI証券では15分遅れの株価が反映されるようになっています。ただし、マネックス証券ではトレーディングステーションでリアルタイムの株価を見ることができますが、SBI証券ではリアルタイム株価は有料サービスになっています。

参考画面(SBI証券)

参考画面(マネックス証券)

2017年6月8日時点で、私が知っている範囲なので偏りがあるかもしれませんが、少しでもご参考になれば幸いです。


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