UL（ユニリーバ）からの配当金

UL（ユニリーバ）からの配当金がありました。ULは私のポートフォリオの10％超（約$10,000）を占めていて、ウェイト1位の銘柄です。

ULは英国株のADRなので、現地源泉税率は0％です。受取配当額は国内源泉徴収税20.315％とADR手数料（$0.92）を差し引いて$55.53でした。1株当たり配当は$0.3828で、前回（$0.3439）比で11.3％の増加です。
ADR手数料は1株当たり$0.005、配当に占める割合は1.3％です。今まで受け取った配当では、HSBCやRDS.B（ロイヤル・ダッチ・シェル（B株）、NVS（ノバルティス）、POT（ポタシュ･コーポレーション･オブ･サスカチワン）のADR手数料は$0でしたが、一番高いBUDは1株当たり$0.125、配当に占める割合は5.7％でした。
（過去記事：ADR手数料）

ULは今年2月にKHC（クラフト・ハインツ）から買収提案を受けて株価が急騰し、一部を売却しようかと悩んでいたのですが、売却する暇もなく、買収は破談に終わりました。買収提案破談後、12％の増配と50億ユーロの自社株買いを発表し、より株主還元に積極的になっています。

現在、予想PERは20.5、配当利回りは2.7％（過去5年平均3.4％）です。ウェイトが大きくなっているので、当面買い増しの予定はありません。

最近の配当性向は70％程度です。


また、営業利益率は現在約15％で、競合のPG（P&G）に比べて少し見劣りしています。ユニリーバは営業利益率（リストラ費用を除く）を2020年までに20％に向上させることを目標としています。

最後にUL、PG、家庭用品・パーソナルケア用品、 S&P500のトータルリターンの比較です。営業利益率はPGのほうが高いですが、トータルリターンは過去1年～過去15年の全期間でULのほうが高かったです。



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