DGSは新興国の配当を支払う小型株に投資するETFで、設定日(2007年10月30日)以来ではVWOよりも高リターンかつ低ボラティリティです。
(過去記事:DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド))
(過去記事:ウィズダムツリーの新興国株ETF比較)
VWOは経費率0.14%で新興国株ETFとしては超低コストです。出来高が大きいEEM(iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF)は0.72%と割高なので特に何も考えずにVWOを選びましたが、同じiシェアーズでIEMG(iシェアーズ コア MSCI エマージング ETF)という経費率0.14%のETFが存在するのを知りました。しかもIEMGはSBI証券で購入可能です。
ということで今回は経費率が0.14%と低コストな新興国株ETF、VWOとIEMGを比較してみました。
国別構成比率
IEMGには韓国株が含まれていますが、VWOには含まれていません。バンガードのETFでは韓国はVEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)に含まれています。
セクター
IEMGはテンセント(4.8%)、サムスン電子(3.8%)、アリババ(3.4%)、台湾セミコンダクター(3.1%)で15%を占めており、テクノロジーセクター比率が高いです。トータルリターンとボラティリティ
IEMGの設定日(2012年10月18日)以来のトータルリターンはIEMG(+26.8%)>VWO(+19.4%)、ボラティリティはIEMG(17.3%)<VWO(18.1%)、最大ドローダウンはIEMG(-34.4%)>VWO(-35.8%)でした。好調なテクノロジーセクター比率が高いぶん、IEMGのほうが高パフォーマンスですね。個人的には新興国株への長期投資は労働人口が増えていく国に投資したいので、中国+台湾+韓国で約6割を占めるIEMGよりもVWOのほうが好みではありますが…
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