前にNYダウ構成銘柄の実効税率についての記事を書きましたが、今回は私の保有銘柄(米国株のみ)を調べてみました。
(過去記事:
NYダウ構成銘柄の実効税率)
データは今回もCSIMarketというサイトのものを使いました。年によってかなりバラツキがある銘柄もあり、過去5年間の実効税率を単純平均しています。
※BRK.BとMRKはまだ保有していませんが、近いうちに購入予定なので入れています。
| 社名 | セクター | 実行税率 |
AMZN | アマゾン・ドット・コム | 一般消費財 | 51.93% |
XOM | エクソン・モービル | エネルギー | 35.25% |
MO | アルトリア・グループ | 生活必需品 | 34.96% |
SRCL | ステリサイクル | 資本財 | 34.78% |
CL | コルゲート・パルモリーブ | 生活必需品 | 34.62% |
HRL | ホーメル・フーズ | 生活必需品 | 33.81% |
GIS | ゼネラル・ミルズ | 生活必需品 | 31.22% |
CVX | シェブロン | エネルギー | 30.96% |
BRK.B | バークシャー・ハサウェイ | 金融 | 29.94% |
LMT | ロッキード・マーティン | 資本財 | 28.86% |
PM | フィリップ・モリス・
インターナショナル | 生活必需品 | 28.74% |
IFF | インターナショナル・フレーバー&
フレグランス | 素材 | 27.84% |
ADM | アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド | 生活必需品 | 27.20% |
GE | ゼネラル・エレクトリック | 資本財 | 27.02% |
MKC | マコーミック | 生活必需品 | 26.41% |
PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 生活必需品 | 23.45% |
MSFT | マイクロソフト | テクノロジー | 23.05% |
KO | コカ・コーラ | 生活必需品 | 22.86% |
PFE | ファイザー | ヘルスケア | 21.95% |
MRK | メルク | ヘルスケア | 21.75% |
MOS | モザイク | 素材 | 19.50% |
JNJ | ジョンソン&ジョンソン | ヘルスケア | 18.22% |
GOOG | アルファベット | テクノロジー | 18.12% |
MDT | メドトロニック | ヘルスケア | 16.86% |
IBM | インターナショナル・ビジネス・
マシーンズ | テクノロジー | 16.16% |
AMGN | アムジェン | ヘルスケア | 10.63% |
内需株は実効税率が高く、多国籍企業は低い傾向にあります。海外売上比率が高いCL(コルゲート・パルモリーブ)やXOM(エクソン・モービル)が高税率なのはよく分かりませんでした。
最も実効税率が高いのはAMZN(アマゾン)でしたが、2012年(78.68%)と2015年(60.59%)が異常に高くて平均値が上がっただけで、2016年は36.61%でした。
最も低いのはAMGN(アムジェン)でしたが、これも2013年(3.49%)と2014年(7.65%)が異常に低くて平均値が下がっていて、他の年は15%前後でした。
異常に低い数値を除くと、本社をアイルランドに移転したMDT(メドトロニック)が一番低そうです。(2016年は12.56%でした。)
ヘルスケア、テクノロジーセクターは元々低税率なものが多いので、法人税率が21%に引き下げられても恩恵はなさそうです。海外利益の還流に対する減税の恩恵はありそうですが…
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