(過去記事:レイ・ダリオのオール・シーズンズ戦略)
オール・シーズンズ戦略は米国株式30%、中期米国債15%、長期米国債40%、ゴールド7.5%、コモディティ7.5%に配分することで、市場の季節(インフレ・デフレ・経済成長・経済下降)に関わらず安定した利益を出せる、というものです。
ドル建てのオール・シーズンズ・ポートフォリオはリーマンショック時の最大ドローダウンが-12.47%(S&P500は-50.97%)で、回復までの期間はたったの9カ月(S&P500は4年10カ月)でした。
※IVV30%、IEF15%、TLT40%、IAU7.5%、GSG7.5%で、リバランスは年2回設定です。
これを円換算すると以下のようになります。
ドル建てに比べるとドローダウン期間がかなり長いですが、最悪でも-25%程度だったら精神的ダメージはほとんど無さそうです。この間でドル円は約120円から76円まで大幅に下落しているのを考えると、この程度で済んでいるのは素晴らしいです。
ちなみに、NYダウ構成銘柄で最もリーマンショック時のドローダウン(円換算)が小さかったのはMCD(マクドナルド)の-34%、次いでWMT(ウォルマート)の-39%、JNJ(ジョンソン&ジョンソン)の-44%でした。
(過去記事:リーマンショック時のNYダウ構成銘柄の下落率)
長期米国債をTLTではなく、EDVにした場合
上記はIVV30%、IEF15%、TLT40%、IAU7.5%、GSG7.5%でテストしていますが、TLTをよりデュレーションの長いEDV(バンガード・超長期米国債ETF)に置き換えた場合も作ってみました。※円換算オールシーズンズ(TLT):IVV30%、IEF15%、TLT40%、IAU7.5%、GSG7.5%
円換算オールシーズンズ(EDV):IVV30%、IEF15%、EDV40%、IAU7.5%、GSG7.5%
EDVが2007年12月末に設定されたETFなので、期間は2008年2月末以降になっています。
EDVを採用したほうがドローダウンが小さく、期間も短く済んでいます。ドル建てだとTLTを採用したほうがドローダウンが小さいのですが、円換算すると逆の結果になりました。
ボラティリティはEDVを採用したほうが大きくなりますが、精神的にはドローダウンが小さいほうがより重要な気がしますし、リターンも高くて良いかなと思いました。
ただ、オールシーズンズ・ポートフォリオは無分配のIAU(ゴールド)とGSG(コモディティ)で15%を占めてしまっているので、ポートフォリオ全体の分配金利回りは約1.7%程度しかありません。
配当金生活が目標の私にとっては1.7%の利回りは低すぎますが、現状は資産のほとんどが株式なので、一部をオール・シーズンズ・ポートフォリオにしておいも良いかもと思いました。暴落時に売却して下落率が大きい株を買うこともできますし。
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