※イギリスのIMBBY(インペリアル・ブランズ)は国内ネット証券で取扱いがないので除外しました。
予想PERと配当利回り、モーニングスターのフェアバリュー
※Price / Fair Valueは「4/20の終値÷モーニングスターのフェアバリュー」で計算しています。PMは一週間で17%近くも暴落しましたが、暴落後でも4銘柄のなかでは最も割高です。予想PER、配当利回りをみるとBTIが魅力的に思えます。
税引き後の配当利回りはPMの現地源泉税率が0.2%、MOが10%、BTIとJTは非課税で計算していますが、BTIはADR手数料が掛かるので、手取り配当はJTが一番大きくなると思います。また、国内株式は総合課税を選択すると配当控除を受けることができます。
(過去記事:ADR手数料を調べる方法)
(過去記事:モーニングスターのフェアバリューを無料で見る方法)
(過去記事:BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)からの配当金)
(過去記事:PM(フィリップ モリス インターナショナル)からの配当金)
売上高の推移
※BTIとJTは年間の平均為替レートで米ドルに換算しています。2017年期ではPM>BTI>JT>MOの順です。
JTの売上高が急激に減っているのは連結財務諸表の作成を日本基準からIFRS(国際会計基準)に変更したからだそうです。
粗利益率
粗利益率はBTIが飛び抜けて高く、次いでPM、MOとJTは同じくらいです。営業キャッシュフローマージン
営業キャッシュフローマージンはBTIとPMが特に高いです。JTが低いのは医薬事業や加工食品事業など、利益率が低いタバコ以外の事業が売上の10%超を占めているためだと思われます。過去5年の配当成長率
過去3年ではJT(年率9.8%)>MO(年率8.3%)>BTI(年率5.7%)>PM(年率2.8%)です。
MOは規則正しい増配で綺麗な右肩上がりですが、PMはここ数年で増配ペースが鈍化してきています。米ドル換算しているのでBTIとJTは乱高下しているように見えますが、ポンド建てと円建てではきちんと毎年増配しています。
配当性向の推移
※モーニングスターのDPS/EPSで計算していますが、 JTはデータが抜けていたので決算短信のものを使いました。MOの2016~2017年、BTIの2017年は一時要因でEPSが大きく伸びているので無視すると、配当性向はJT<BTI<MO<PMとなっています。
PM、BTI、JTは配当利回り5%超ですが、増配余地はJTが最も大きそうです。
次の買い増し候補はBTI
今のところBTIかJTのどちらかが良いかなと思いましたが、私にはJT(最低単元で約29万円)を買えるだけの余裕資金が残されていないので、とりあえず次の買い増し候補はBTIにします。
もう少し余裕資金ができたらJTも買いたいです。
よろしければ応援クリックお願いします
コメント