(過去記事:EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド))
EIDO(iシェアーズ MSCI インドネシア ETF)
EIDOの経費率は0.62%と高いですが、iシェアーズの単一国株式ETFのなかでは標準的だと思います。ETF.comではEIDOのPERはVWOと同じ16.82ですが、インドネシアの10年国債利回りは7.55%と高いため、イールドスプレッド(10年国債利回り-株式益利回り)では割高ということになります。セクター比率
組入上位銘柄
ユニリーバ・インドネシアはUL(ユニリーバ)の現地法人、ハンジャヤ・マンダラ・サンプルナはPM(フィリップ・モリス・インターナショナル)傘下だそうです。
インドネシアの経常収支(対GDP比)推移
出典:世界経済のネタ帳
1998年~2011年の間は経常黒字でしたが、以降は経常赤字が続いています。
ブラジル、インド、インドネシア、トルコ、南アフリカの5通貨はフラジャイル・ファイブと呼ばれ、米金融引き締めに対して脆弱だと言われています。
(現在はS&Pがトルコ、アルゼンチン、パキスタン、エジプト、カタールを新フラジャイル・ファイブと呼んでいるそうです。)
MSCI インドネシアの時系列CAPEレシオ
出典:Research Affiliates
現在(2018年4月)のCAPEレシオは19.1でやや割高に思えますが、2004年以降のCAPEレシオの中央値は22.0と高いです。最小値は9.9、最大値は69.2です。
パフォーマンス比較
EIDOとVWOのパフォーマンス比較です。期間はEPIの設定日(2010年5月5日)以降です。期間は短いですが、EIDOはボラティリティが高いですね。2017年まではEIDOのほうが好調でしたが、2018年に入ってから急落しています。
MSCIのPDFを見ると、MSCI Indonesiaの2000年12月29日~2018年4月30日の年率リターンは17.14%で、MSCI Emerging Markets(10.05%)とMSCI ACWI IMI(5.84%)を圧倒しています。
出典:MSCI INDONESIA INDEX (USD)
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