EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)

PwCによると、2050年の予測GDP(購買力平価ベース)世界順位は1位中国、2位インド、3位米国、4位インドネシア、5位ブラジル、6位ロシア、7位メキシコ、8位日本、9位ドイツ、10位英国となるそうです。

GDPが成長するからと言って高リターンが期待できる訳ではありませんが、インドとインドネシアには単一国株式ETFで投資していきたいなと思っています。今はどちらも少し割高に見えますし、経常赤字国なので他の新興国よりも米金融引き締めで下がりやすいんじゃないかなと考えています。なのですぐにではありませんが、割安になったらポートフォリオに加えたいと思っています。


EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)

インド株ETFにはウィズダムツリーのEPIの他にiシェアーズのINDAというETFもありますが、国内ネット証券ではEPIしか取扱いがありません。INDAは時価総額加重平均の「MSCI インディア・インベスタブル・マーケット・インデックス」に連動していますが、EPIは利益額加重平均の「WisdomTree インド・アーニングス・インデックス」に連動しています。

INDAのほうが低コストでAUMも大きく、EPIは低PERで銘柄数が多いです。ETF.comのデータでは、INDAはLargeが66.88%、Midが32.64%、Smallが0.48%と大型株の比率が高いのに対して、EPIはLargeが59.56%、Midが27.09%、Smallが11.27%、Microが2.08%と小型株もバランス良く含んでいます。


経費率PER配当利回りAUM
($10億)
銘柄数
EPI
ウィズダムツリー インド株収益ファンド
0.84%17.080.89%1.52303
INDA
iシェアーズ MSCI インディア・
インデックスETF
0.68%21.461.20%4.8679
VWO
バンガード・FTSE・エマージング・
マーケッツETF
0.14%16.822.39%66.143873


セクター比率

EPIはエネルギー・テクノロジーセクター比率が高く、生活必需品・一般消費財セクターが低いです。

組入上位銘柄

社名セクターEPIINDA
リライアンス・インダストリーズエネルギー9.17%8.76%
インフォシステクノロジー9.01%7.16%
HDFC金融6.30%9.22%
タタ・コンサルタンシー・サービシズテクノロジー4.92%5.56%
ICICI銀行金融2.87%2.38%
ONGCエネルギー2.47%0.72%
HCLテクノロジーズテクノロジー1.89%1.70%
サン・ファーマヘルスケア1.69%1.49%
マルチ・スズキ・インディア一般消費財1.67%2.99%
インディアン・オイルエネルギー1.66%0.61%
アクシス銀行金融1.55%3.22%
ITC生活必需品1.45%3.15%
コタック・マヒンドラ銀行金融1.38%-
バーラト石油エネルギー1.35%0.95%
NTPC公益1.30%0.91%

EPIはエネルギー株のウェイトが高めです。

上記銘柄のうち、インフォシス、ICICI銀行はSBI証券でも買うことができます。私はHDFCの子会社のHDB(HDFC銀行)を少しだけ保有していますが、EPIとINDAには含まれていないようです。
(過去記事:SBI証券で買えるインド株ADR

インドの経常収支(対GDP比)推移

出典:世界経済のネタ帳

2001~2003年以外は経常赤字です。

ブラジル、インド、インドネシア、トルコ、南アフリカの5通貨はフラジャイル・ファイブと呼ばれ、米金融引き締めに対して脆弱だと言われています。
(現在はS&Pがトルコ、アルゼンチン、パキスタン、エジプト、カタールを新フラジャイル・ファイブと呼んでいるそうです。)

MSCI インディア・インデックスの時系列CAPEレシオ


出典:Research Affiliates

現在(2018年4月)のCAPEレシオは21.8で割高に思えますが、2004年以降のCAPEレシオの中央値は20.9と高めです。成長性を考えるとそれほど割高とも言えないのかもしれませんね。

利益額加重平均のため比較的バリュエーションが低い


EPIのインデックス(WisdomTree インド・アーニングス・インデックス)は利益額加重平均指数で、時価総額ではなく純利益を基準にしているため、MSCIインディア・インデックスに比べるとバリュエーションが常に低めになっています。


パフォーマンス比較(EPIとINDA)

EPIとINDAのパフォーマンスを比較してみます。期間はINDAの設定日(2012年2月2日)以降です。
トータルリターンはEPIのほうが高いですが、ボラティリティと最大ドローダウンも大きいです。

ウィズダムツリーのサイトには2007年12月3日以降のデータが載っていますが、年初来以外の全期間でEPIのほうが高リターンみたいですね。

パフォーマンス比較(EPIとVWO)

EPIとVWOのパフォーマンス比較です。期間はEPIの設定日(2008年2月22日)以降です。
最大ドローダウンはVWOと同程度ですが、EPIのほうがリターンが低く、ボラティリティも大きいです。

MSCIのPDFを見ると、MSCI Indiaの1994年12月30日~2018年5月31日の年率リターンは7.71%で、MSCI Emerging Markets(6.27%)とMSCI ACWI IMI(7.47%)を上回っています。
出典:MSCI INDIA INDEX (USD)


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