(過去記事:SBI証券で購入できる低PERのETF)
(過去記事:サクソバンク証券の外国株口座を開設)
ナイジェリアは人口増加率が最も高くなると予想されており、2050年にはインド、中国に次いで世界で3番目に人口が多い国になるそうです。低PERかつ高成長が期待できる国ということで面白い投資対象だと思っています。
NGE(グローバルX MSCIナイジェリアETF)
バリュエーション等比較
NGEの経費率は0.88%と高めです。フロンティア株ETFのFMと比べても規模が小さく、銘柄数も少ないですが、低PER、低PBRで割安感があります。※表はETF.comのデータです。(2018年9月19日時点)
セクター比率
金融、生活必需品、素材、エネルギーの4セクターだけで、他のセクターはないようです。 ナイジェリアはアフリカ最大の産油国ですが、国営企業のNNPC(ナイジェリア国営石油公社)が非上場のためか、エネルギーセクターのウェイトは小さいです。ちなみにナイジェリアは国内に十分な規模の石油精製施設がなく、産出した原油をそのまま輸出する一方で精製された石油を輸入しているそうです。
組入上位銘柄
組入上位は銀行が多いですが、ネスレ・ナイジェリアやギネス・ナイジェリア(ディアジオ子会社)、表外ではユニリーバ・ナイジェリア(ウェイト4.0%)など、欧州生活必需品メーカーの子会社のウェイトも大きいです。
経常収支(対GDP比)推移
出典:世界経済のネタ帳
2015年には対GDP比で-3.19%の経常赤字になっていますが、だいたいは経常黒字のようです。
インフレ率推移
出典:世界経済のネタ帳
投資対象としては低インフレ、低金利の国のほうが良いのですが、ナイジェリアのインフレ率はかなり高いですね。
NGEのPERは8.25(株式益利回り12.12%)と割安ですが、ナイジェリアの10年国債利回りは2018年9月19日現在で15.16%と高く、イールドスプレッド(10年国債利回り-株式益利回り)でみると割高ということになります。
MSCIナイジェリアの過去パフォーマンス
出典:MSCI NIGERIA INDEX (USD)
MSCI Nigeriaの2002年5月末~2018年8月末の年率ネットリターンは6.26%で、MSCI Frontier Markets(7.68%)やMSCI ACWI(7.23%)を下回っています。
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