景気後退期の広告費


景気後退期の広告費ってどうなるんだろうと思って調べていたら、参考になる資料を見つけたので備忘録として記事にします。

L.E.K. Consultingによると、米国の広告費の実質成長率は実質GDP成長率とほぼ一致しているそうです。
出典:L.E.K. Consulting

ただし、景気後退期の広告費はGDPよりも大きく減少する傾向にあり、過去7回平均では広告費の減少率はGDPの4.4倍だそうです。特に2009年にはGDPが-2.8%に対して広告費は-15.1%と激減しています。
出典:L.E.K. Consulting

デジタル広告費はTV広告費よりも、Other(新聞、雑誌、ラジオ等)広告費のシェアを奪って急成長しています。リーマンショック時にはOtherが大幅に減少した一方、シェアを増やしたデジタル広告費の減少は少なかったようです。デジタル広告費のシェアの増加スピードはだんだん遅くなってきているので、次回の景気後退期のダメージは今までよりも大きくなってしまいそうです。
出典:L.E.K. Consulting

グローバル広告費も2008年→2009年には約18.8%減少しています。
出典:L.E.K. Consulting

また、eMarketerによると、デジタル広告におけるGOOG(アルファベット)とFB(フェイスブック)のシェアは減少傾向になる見込みだそうです。
出典:eMarketer

私はGOOGとFBを保有していますが、次の景気後退期の業績悪化は覚悟しておいたほうが良さそうですね。


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