大幅上昇は弱気相場に多く見られる


2018年12月26日のNYダウは5営業日ぶりに反発し、上げ幅は1,086ドル25セント高と過去最大を記録しました。

NYダウは弱気相場入り寸前だったので、今回の大幅上昇は明るいニュースのようにも思えます。

NYダウの上昇率ランキング(2018年12月26日時点)

しかし、過去の上昇率ランキングを見てみると、大幅上昇は弱気相場によく見られる特徴のようです。
(上昇幅だと最近の記録ばかりになってしまうので、上昇率を見ています。)

上昇率上位20日のうち、16日が大恐慌、3日がリーマンショック、1日がブラックマンデー直後となっています。

順位日付騰落率
11933/03/1515.34%大恐慌
21931/10/0614.87%大恐慌
31929/10/3012.34%大恐慌
41932/09/2111.36%大恐慌
52008/10/1311.08%リーマンショック
62008/10/2810.88%リーマンショック
71987/10/2110.15%ブラックマンデー直後
81932/08/039.52%大恐慌
91932/02/119.47%大恐慌
101929/11/149.36%大恐慌
111931/12/189.35%大恐慌
121932/02/139.19%大恐慌
131932/05/069.08%大恐慌
141933/04/199.03%大恐慌
151931/10/088.70%大恐慌
161932/06/107.99%大恐慌
171939/09/057.26%大恐慌
181931/06/037.12%大恐慌
191932/01/067.12%大恐慌
202009/03/236.84%リーマンショック
データ元:Wikipedia

下チャートはVIX指数(恐怖指数)です。1990年以降のデータしかありませんが、ITバブルやリーマンショック時にはボラティリティが大きくなっていることが分かります。反対に強気相場では通常ボラティリティは小さくなるため、大幅上昇は強気相場よりも弱気相場で多くみられるということですね。


今後の弱気相場でもきっと記録的な大幅上昇がありそうですが、そういうときには安直に底打ちしたと早とちりしないようにしたいです。

私の場合は予想せずに淡々と買い増しするだけなので早とちりしようがしまいが結果はあまり変わらないかと思いますが・・・

NYダウの下落率ランキング(2018年12月26日時点)

ちなみに下落率ランキングは以下のようになっています。

順位日付騰落率
11987/10/19-22.61%
21929/10/28-12.82%
31929/10/29-11.73%
41929/11/06-9.92%
51899/12/18-8.72%
61932/08/12-8.40%
71907/03/14-8.29%
81987/10/26-8.04%
92008/10/15-7.87%
101933/07/21-7.84%
111937/10/18-7.75%
122008/12/01-7.70%
132008/10/09-7.33%
141917/02/01-7.24%
151997/10/27-7.18%
161932/10/05-7.15%
172001/09/17-7.13%
181931/09/24-7.07%
181933/07/20-7.07%
201914/07/30-6.91%
データ元:Wikipedia


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