Zacksでもファンダメンタルチャートを見ることができますが、チャート表示期間が短いですし、他銘柄との比較はできないので、GuruFocusのInteractive Chartはとても便利です。
(過去記事:ファンダメンタルチャートが無料で見られるサイト)
ただ、GuruFocusは無料では使用制限があるようで、色々な指標を試しているうちに使えなくなってフリートライアルへの登録を促すポップアップが出るようになりました。今後はまだZacksのチャートを使おうかなと思っています。
タバコ株(MO、BTI、PM)の配当利回りの長期チャート
足元の株価急落でBTIとPMの配当利回りはリーマンショック時を上回る水準まできていますが、過去に遡ると2000年には10%前後まで叩き売られていたことが分かります。出典: GuruFocus-Interactive Chart |
2000年前後を拡大してみると、以下のようになります。
出典: GuruFocus-Interactive Chart |
BTIの現在の配当利回りは8.6%(四半期配当$0.674×4÷現在株価$31.33)なので、配当利回りだけ見れば過去最高にかなり近づいてきています。
タバコ株(MO、BTI、PM)のPERの長期チャート
PERでみるとまだまだ割安とはいえませんね。2000年前後のデータがあるのはMOのみですが、当時はPER2以下まで売り込まれていたようです。( ※現在のBTIの実績PERは一時的に低くなっていますが、予想PERは8.06です。ちなみにMOの予想PERは11.26、PMは12.55です。)
出典: GuruFocus-Interactive Chart |
2000年頃のPERは優良高配当株のイメージが強い今の感覚からすると有り得ないバーゲンセールに思えますが、ITバブル前後の当時はバリュー株自体が不人気だったうえ、タバコ企業は巨額賠償で倒産するかもとしれないと思われていたそうです。
タバコ株は素晴らしいパフォーマンスをもたらしましたが、それは誰もがタバコ株に恐怖を感じ、積極的に買い向かうのが難しかったからこそということですね。
現在は昔よりもタバコ株への期待が高く、かつ成長もいよいよ見込めなくなってきているので、今までのような超高リターンは期待できません。
それでも配当利回りは魅力的な水準になってきており、配当金生活を目指すうえでは良い投資対象だと思うので、今後も少しずつ買い増ししていきたいと思っています。
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