ヘルスケアセクター主要銘柄のPER推移


前回に引き続き、ディフェンシブセクターのヘルスケア主要銘柄のPER推移をチェックしていきます。
(過去記事:生活必需品株のディフェンシブ性について:主要銘柄のPER推移

米国ヘルスケアセクター主要銘柄のPER推移 

VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)の上位10銘柄(2019年3月末時点)のリーマンショック前からのPER推移を調べてみました。今回もチャートはZacksのものです。
(過去記事:ファンダメンタルチャートが無料で見られるサイト

JNJ(ジョンソン&ジョンソン)

リーマンショック前後では約16.7→約10.5で37%ほど縮小しています。

現在(17.29)はリーマンショック前のピーク時よりも4%ほど高い水準にあります。

PFE(ファイザー)

リーマンショック前後では約12.5→約5.1で59%ほど縮小しています。

現在(14.18)はリーマンショック前のピーク時よりも18%ほど高い水準にあります。

UNH(ユナイテッドヘルス・グループ)

リーマンショック前後では約17.2→約5.5で68%ほど縮小しています。

 現在(18.61)はリーマンショック前のピーク時よりも8%ほど高い水準にあります。

MRK(メルク)

リーマンショック前後では約20.8→約6.6で68%ほど縮小しています。

現在(18.75)はリーマンショック前のピーク時よりも10%ほど低い水準にあります。

ABT(アボット・ラボラトリーズ)

ABBVのスピンオフで2012、2013年のチャートがおかしくなっていますが、リーマンショック前後では約22.1→約12.1で45%ほど縮小しています。

現在(29.11)はリーマンショック前のピーク時よりも32%ほど高い水準にあります。

MDT(メドトロニック)

リーマンショック前後では約22.8→約8.7で62%ほど縮小しています。

現在(19.04)はリーマンショック前のピーク時よりも13%ほど低い水準にあります。

ABBV(アッヴィ)

スピンオフが2012年なのでリーマンショック前後のPER縮小率を計算することはできませんが、最近はヒュミラ特許切れでPERは下がり続けており、現在(9.63)はスピンオフ以来の最低水準にあります。

AMGN(アムジェン)

リーマンショック前後では約14.3→約9.6で33%ほど縮小しています。

現在(12.90)はリーマンショック前のピーク時よりも10%ほど低い水準にあります。

LLY(イーライ・リリー)

リーマンショック前後では約17.0→約7.0で59%ほど縮小しています。

現在(20.81)はリーマンショック前のピーク時よりも22%ほど高い水準にあります。

TMO(サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック)

リーマンショック前後では約23.9→約9.7で59%ほど縮小しています。

現在(25.76)はリーマンショック前のピーク時よりも8%ほど高い水準にあります。

まとめ

生活必需品と同様、現在のヘルスケアセクターのPERはリーマンショック時のピークと比べて高くなっているものが多いです。

生活必需品と比べるとヘルスケアのほうが未来は明るそうな気がしますが、製薬は特許切れリスクなど個別要因が大きいので単純にPERだけを見て判断はできませんし、手堅そうな医療機器はかなり高PERになってきています。

個人的に気になっているTMOは成長率を考えるとそれほど割高でもないかなと思いつつ、PER推移を見るとかなりの高値圏にあるので手を出せないでいます。

医療保険は「メディケア・フォー・オール」法案で調整していますが、アメリカで皆保険制度は現実的には無理みたいですし、大統領選挙に向けてまだまだ下がるようなら買ってみたいなと思っています。内需株を増やしたいというのもありますし。


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コメント

  1. ABBVが、6月26日にAGNを63Bドル(仮にドル円を100円とすると6兆3000億円)で買収と発表して株価が初日で15%落ちました。
    ABBVは高配当で人気が高いと思いますが、管理人さんもご興味があればコメント下さい。

    6割程割高で買っているのでは、といった意見もあるようですが、
    高度医薬品の業界事情には疎いので
    配当利回りが中長期的に上がる方向ならば買いかなと私は思いました。

    ここの判断ですが、武田薬品が自分よりも優良企業のシャイアーをもっと高く買いました。
    武田薬品は大阪道修町という薬問屋発祥の名門日本企業でしたが、
    いい意味で創業家支配が作用していたのに、あっという間に雇われ外人幹部に支配されるダメ会社になりました。

    ABBVも武田も借金して買いますが、武田の株価はさらに低迷しております。
    ABBVも配当し過ぎとか危なっかしさは感じるのですが、
    武田の場合、自社収益力が弱り切ってからの冒険であるのに対し、
    ABBVはまだまだ収益力がある中での買収ですから、
    AGNも良い物をもっていたのかなと思いますし、
    「高配当さへ維持してくれれば」株価はあんまり気にしてません。

    武田が世界のトップの一角に食い込もうと大きな決断をしましたが、
    世界の再編はもっと荒々しいようですね。


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    1. ABBVはぱっと見は安く思えますが、どうなんでしょうね。
      私にはよく分かりません。
      製薬会社はVHTなどのETFを買ったほうがいいのかなと最近は思っています。

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