ROLの売上比率は住宅向けが42%、商業向けが40%、シロアリ駆除が18%となっており、顧客維持率は住宅向けが76〜85%、商業向けが88〜90%、シロアリ駆除が85%程度と非常に高いです。リピート顧客が多いので不況に強く、長年にわたって安定的に業績を伸ばしています。
出典:Rollins |
初めて知ったとき既にPERが40近くで高すぎるんじゃないかと様子見していたら、株価はその後も右肩上がりで現在のPERは55にまで上昇し、買わなかったことを後悔しています。
最近、立て続けにGに遭遇してしまい、精神的ダメージを負った勢いでROLを買おうとしていたのですが、冷静に考えると幾ら不況耐性があって安定していても、PER55は高すぎるんじゃないかなと思うんですよね。
今年2回目のGとの遭遇。今度はきちんと仕留めたけど、精神的ダメージを負った。— 高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す (@ronaldread_blog) June 5, 2019
株価下がるよりもGが視界に入るほうがよっぽどダメージが大きい。
本当に地球上から消え去って欲しい。
よく「応援したい企業の株を買おう」的なのを見かけるけど、それでいうとアース製薬とかローリンズとかGを殺害する企業の株を買って応援したい。— 高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す (@ronaldread_blog) June 5, 2019
含み損になっても対Gの聖戦に私財を投じていると思えば耐えやすいはず。
ROL(ローリンズ)のPER推移
ZacksでROLのPER推移を見てみると、2008年以降はずっと右肩上がりで、この10年でほとんど3倍になっています。ROLは安定的な高成長を続けており、過去10年の売上高成長率は年率6.0%、EPS成長率は年率13.3%と高いです。
ですが、1-10年目のEPS成長率をX%、11年目以降の成長率を4%(名目GDP成長率並み)。割引率を9%として適正PERを計算すると、PER55が正当化されるにはX=16.5%となる必要があります。
X=13%なら適正PERは42程度です。
(過去記事:成長率と適正PERを考える)
リーマンショック時のドローダウン
リーマンショック時のROLのドローダウンはS&P500よりも小さく、回復も非常に早かったようです。出典:Portfolio Visualizer |
しかし、当時のROLのPERは2007年のピーク時が33、2008年の大底が20程度だったようで、ドローダウンのうちPER縮小は39%程度です。
現在のPERは55なので、次の不況でリーマンショック時と同じ20まで下がれば、PERは64%縮小することになります。いくら業績が不況に強いとはいっても、さすがに今のPERは高すぎるように思えます。
PERが高すぎるのとAnnual Reportが虫だらけで気持ち悪いのを除くとパーフェクトな銘柄だと思うのですが…もう少し手が届くPERまで下がったら是非ポートフォリオに加えたいなと考えています。
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