※スイス株とスイス国債のデータはピクテ(Performance of shares and bonds in Switzerland)、米国株(S&P500)と米国債のデータはDamodaran Onlineのものを使用しています。
(米国のCPIはFREDのCPIAUCNSを使いました。)
米国株・スイス株・米国債・スイス国債の実質トータルリターン(1927~2019年)
米国株・スイス株・米国長期国債・スイス長期国債の実質トータルリターン(現地通貨建て)を1927年=100としてグラフ化しました。スイス株は米国株をアンダーパフォームしていますが、スイス国債は米国債をアウトパフォームしており、またボラティリティも小さいようです。
Damodaran Onlineには米国短期国債とBaa米社債のデータもあるので一緒にグラフ化してみました。
1927~2019年の実質トータルリターンは米国株>スイス株>Baa米社債>スイス長期国債>米国長期国債>米国短期国債となっています。
10年毎のパフォーマンス比較
10年毎に区切って実質トータルリターン(年率)を比較してみました。マイナスは白抜きの赤にしています。米国株とスイス株は改めて特に思うところもありませんが、スイス長期国債は1970年代の高インフレ期でも+1.67%となっており、マイナスは1940年代(-0.99%)だけです。
日本人が投資する場合は為替リスクがあるのでどうか分かりませんが、スイスフラン建てでは非常に安定していて良い資産に思えますね。現在のスイス長期金利は-0.76%なので今後は厳しそうな気がしますが…
20年&40年ローリング・実質トータルリターン
最後に20年ローリング・実質トータルリターンと40年ローリング・実質トータルリターンをグラフにしてみました。こうやって並べてみるとやはり米国株が最強に思えますね…
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米国株とやりあえるスイス株すごいともいえる
返信削除シーゲルの株式投資に載っていた国別の長期パフォーマンスでは、スイスは平均よりも低く、米国と同等かそれ以上だったのはスウェーデンやオーストラリア、南アフリカ等だったような気がします。
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