出典:multpl.com |
1871年以来のCAPEレシオの平均値は16.70、中央値は15.77ですが、過去30年では平均値25.89、中央値25.53、過去50年では平均値20.40、中央値20.26であり、近年に限ると割安と言えそうです。
(ちなみにリーマンショックでは2009年3月に13.32まで下がりました。)
下表は先進国各国のCAPEレシオとその後10~15年間の実質トータルリターンの平均値です。当ブログでは他の国についても調べてみたことがありますが、ほとんどの国で同様の結果になりました。
過去記事:世界各国のCAPEレシオとその後10年間の実質トータルリターン
出典:StarCapital AG |
米国の場合はCAPE30超ではその後10~15年間の実質トータルリターンが-0.4%ですが、25~30では3.8%、20~25だと6.2%、15~20だと8.2%となっています。
一時はCAPE30超で割高だと言われていた米国株ですが、今は21.76まで下がったのでこの表を見る限りではそれなりのリターンが得られそうです。
(最近は昔に比べてCAPEレシオの水準が高くなってきているので、個人的には今からS&P500を10年間ホールドすればもう少し高いリターンが得られるんじゃないかなと思っていますが。)
よろしければ応援クリックお願いします
コメント