S&P500のCAPEレシオは2012年12月以来の水準まで低下


3/20のS&P500のCAPEレシオは21.76となり、2012年12月(21.24)以来、7年3カ月ぶりの水準まで低下しました。
出典:multpl.com

1871年以来のCAPEレシオの平均値は16.70、中央値は15.77ですが、過去30年では平均値25.89、中央値25.53、過去50年では平均値20.40、中央値20.26であり、近年に限ると割安と言えそうです。
(ちなみにリーマンショックでは2009年3月に13.32まで下がりました。)

下表は先進国各国のCAPEレシオとその後10~15年間の実質トータルリターンの平均値です。当ブログでは他の国についても調べてみたことがありますが、ほとんどの国で同様の結果になりました。
 過去記事:世界各国のCAPEレシオとその後10年間の実質トータルリターン
出典:StarCapital AG


米国の場合はCAPE30超ではその後10~15年間の実質トータルリターンが-0.4%ですが、25~30では3.8%、20~25だと6.2%、15~20だと8.2%となっています。

一時はCAPE30超で割高だと言われていた米国株ですが、今は21.76まで下がったのでこの表を見る限りではそれなりのリターンが得られそうです。
(最近は昔に比べてCAPEレシオの水準が高くなってきているので、個人的には今からS&P500を10年間ホールドすればもう少し高いリターンが得られるんじゃないかなと思っていますが。)


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